「高校無償化」午後審議入り…衆院

「大阪府の橋下徹知事は2日、高校無償化制度で朝鮮学校の生徒を除外すべきだとの意見が政府内で出ている問題で、府議会本会議終了後に府庁内で報道陣に「拉致問題を切り離して考えることはできない」と指摘し、「在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）と朝鮮学校の関係を確認して、府民が納得できないような関係があるのなら支援すべきでない」と述べた」
（2010年3月3日 朝日新聞社 asahi.com http://www.asahi.com/）

朝鮮学校の無償化には反対する意見が多いようです。

橋下知事の言う事はわかりますし、一部の過激な意見(ネットの各種掲示板、コメントなど)もわかります。

ただ、日本の立場としては拉致問題と切り離せなくても、第三国にとってはそうではありません。
過敏に反応するであろう北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)や韓国以外の国々がどのようなスタンスを取るかが問題です。
「朝鮮学校の無償化」という小さな課題が、他の外交上の大きな課題に影響を与える可能性があります。
本来、無関係な課題は個別に扱われるべきですが、政治、外交では往々にして、そうはいかないのが現実です。

国内世論、外交関係等、総合的に、慎重な判断を求めます。