the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANESの供はアイスコーヒーだった。
それとは無関係に・・・。

茹でた枝豆が皿に盛られ、丸テーブルに置かれていた。
枝豆はうまい。美味いとしか言い様がない。
いろいろ分析するほどの体積もないので、ただ単に
美味い でいいのだ。
「枝豆は美味いね」というような話をすると
「あれ、貴方は酒とかビールとか飲まないはずなのに・・・」
と言われることがある。
人の嗜好など放っておきなさい。
人を斬る趣味がなくとも刀剣を愛好する人もいるだろう。
貼って投函しないが切手を集めている人もいるだろう。
運転免許はないがクルマが好きな人もいるだろう。
それらと同じだ。

さて一昨日の、テーブルの上にあった枝豆は
やや硬かった。皮がすでにやや硬かった。
皮がやや硬いということは、もちろんながら
本体もやや硬かった。
やや硬いということは、それほど塩味も浸透していない
ということだ。味が薄かった。かなり向うの方に
向かいのホームに佇む知人ほどに、味が遠かった。

こりゃあ土井先生のように、みそ汁に入れてみよう。
そうすればいろいろうまく行くに違いない。

そう思っていたのに、食べきってしまったので
なんとも色々なものが儚くて、風情があった。

と思うようにした。





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