不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

6月15日(土)私設公民館たまいばにて、学校へ行きづらい子どもさんと保護者の皆様へ座談会のお知らせ、19時~

プロフェッショナル仕事の流儀

2010-02-12 07:55:25 | 不登校
2月9日に NHK総合で放送された
「プロフェッショナル仕事の流儀~定時制高校明日への一歩」を見ました。
10代の若者の心に寄り添う香川県観音寺市の定時制高校教師・岡田先生。

先生は、この定時制高校を「心を癒し、自信を取り戻す場所」と位置づけ、
生徒ひとりひとりにかかわっています。

午後9時、授業後に行う「ピアサポート」と呼ばれる課外授業は、テーマを決めて、
生徒たちがグループになって話をする。
話の苦手な生徒も少しずつ自分のことを話し始め、相手の気持ちがわかるように。

先生は、生徒に「ああしろ、こうしろ」とは決して言わず、
心を開いてくれるまでじっと待つ。怒らない。

ここの定時制の生徒たちがとてもうらやましく思えました。
ひとりひとりのこどもにとって、「聴いてもらえる」ことは、
勉強を教えてもらえること以上に大切なこと。

家庭にいても自分の居場所がないと感じている生徒が、
唯一「ここに居てもいいんだ」と思える場所。
自分の気持ちを出せる場所。

全国の定時制高校の先生が、
こんなに生徒ひとりひとりに寄り添ってくれるのかはわからないけれど、
少なくとも、こどもたちが信頼し成長していく過程で、
岡田先生のような先生に出会えたら、
こどもたちは幸せな時間を過ごせるんだろうなと感じました。
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4 コメント

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お久し振りです (u-たん)
2010-02-12 08:14:58
私も偶然見ました。
とても落着いて芯の強さを感じる暖かな方でしたね。
親でなければできないこと
親以外の大人が出きる事
実は同じなのかなあと思いました。

子どもの心に寄添った上で、伝えることは伝える。
怒るのではなく。
揺ぎ無い信念と言うものを感じました。
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Uーたんさんへ (エリザベート)
2010-02-12 09:57:28
コメントありがとうございます。
ブログも再開されていたんですね。

NHK放送番組で、
まさかお隣の香川県、それも観音寺市とは
本当の隣町の話だったので、まず驚きました。
四国にも、こんなに温かい真摯にこどもたちに
寄り添ってくださる先生がいらっしゃるということに感激すら覚えました。

そして、定時制高校って、いいところだなあとも思いました。
この速い社会の流れの中で、
ゆっくりでいいから、彼らたちのペースで、と
言って下さる。

先生も親も、こどもたちに寄り添って聞くこと、本当に同じですね。
返信する
見たかったです (わびちゃん)
2010-02-12 17:53:45
以前エリザベートさんが紹介されていた、
北海道の高校の就職戦線の番組は、録画して拝見しました。
家庭の事情で進学することが出来ず、
どうしても就職したいという生徒の為に東奔西走なさる先生の姿を見て、
「こんな必死になってくれてるんだ。」と思いました。
その思いは、きっと生徒さん達にも十分伝わっているのだと思います。

この定時制高校の先生もすばらしいですね。
こういう出会いって正直なかなか無いと思います。
現在のようなスピード社会の中では、
やりたくても出来なくて、
もどかしい思いをされている先生方もたくさんいらっしゃるとは思います。
それを実行できるのが素晴らしいし、
それが定時制高校だというのも・・・

大阪の昨年の高校入試では、
私立の授業料が上がったこともあり、
公立高校に希望者が集中し、
そこにあぶれた生徒が定時制に多数回ったそうですが、
定時制も定員数が少ないので、
そこでもあぶれる生徒がいたとか聞きました。
今年は多少定員数が増えるとは聞いていますが、
どこに入学したにせよ、そこで良い出会いがあるといいなと思います。


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わびちゃんへ (エリザベート)
2010-02-13 22:54:51
コメントいただきありがとうです。

前からわかっていたら、みなさんにも放送を
お知らせできたのですが、私も急遽知ってそれも途中から見たんです。
でも、知り合いの方がDVDに録画してくださっていて、翌日最初から最後まで見ることができました。感謝です。

昨今の定時制事情は、志願者数が定員数より
オーバーし入学できない生徒も増えるかも
しれません。できるだけ定員数を増やして、
入学できるよう配慮してほしいと思います。

学校の先生が問題、というよりも、
社会全体、教育そのものが窮屈になっている
現状があるんだと感じます。
ゆっくり話を聴ける、こどもたちの居場所が
本当に必要なんだと思います。
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