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愛媛県青少年健全育成推進東予大会
大会テーマ「青少年の健やかな育成は家庭から そして 地域から」
田中正明先生が、長年関わってこられた親御さんや子どもさんとの相談のなかでのエピソードを交えながら講演されていました。
大学を留年して、大学に通う意味が見出せず、大学を中退して某コンビニ業界で働きたいという息子。「バイトとしての立場では将来がみえない。正社員として働かせてもらえるのか、どうなのか。自分自身で納得できるまで調べるなり、店長に聞くなりして、いまのことだけでなく、先のことまで考え、決めていかなければならないことを伝えました。」
桑田真澄選手がまだPL学園高校生時代、田中先生が寮のこどもたちに「親からもらったものは?」と尋ねると、彼は、「ぼくは、努力するということを親からもらった」そして、「自分が努力した分だけ結果はついてくる」と。毎朝、早起きをしてトイレ掃除をしていたというエピソードも。
夫婦が疎遠になりつつあるとき、子どもがサインを出してみせてくれる。
人は、何かで崩れるときがあるかもしれないが、その後、親子で一つの方向性を見つけていくこと。その子らしさが見える人生は素晴らしい。他人の子と比べるのではなく、その子自身の良さを見つけ、家族みんなで応援できるかどうか。
この子はダメな子というのは、一人もいない。
必ず、その子だけの素晴らしさがある。
最後に、
「人生の基本~言う・聞く・見る・思う・する」
(1)ものを「言う」とは、「自分の気持ちが相手にわかるように、自分の心をひらいて見せること。」相手の自由な気持ちを侵すような思いで「言う」、つまり、言ったとおりを無理やり相手にさせようとするのは押し付けであって、本当の「言う」ことにはなりません。
(2)「聞く」ときには、相手の言うことを理解するように努める。言葉にこもっている相手の気持ちまで聞こうとしない人が多いようです。何かを言うときは、それを言う人の気持ちがあるわけですから、その気持ちを汲み取らなければ、本当に聞いたことにはならない。
強情な人、短気な人、腹たてかんしゃくもちの人は、正しく聞く姿勢ができないものです。
(3)「見る」 その対象をあるがままに、見えるままに見るのが正しい見方。このように心がけると、対象の本当の姿がわかり、理解することができます。
既成観念や先入観念を持って見たり、何かを含むところがあって見たのでは真相を見極めることはできない。
(4)多くの人は、自分の決めた思いを、相手や対象に当てはめることのように考えている人がいますが、これでは、思うということの真の解釈にはなりません。
自分の自己表現に役立つことを思うのであればいいのですが、考えてもどうにもならないことを深追いしたり、考えてもどうにもならないことを考えるのは無意味です。
(5)「する」というのは、「言う」と同じで、行いの上に「自分の気持ち」を表現することです。
うわの空ではなく、全身全霊を込めてすることです。
講演のあと、メンバーと中曽根町の「Cadette」で「おしゃべりタイム」。
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