不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

6月15日(土)私設公民館たまいばにて、学校へ行きづらい子どもさんと保護者の皆様へ座談会のお知らせ、19時~

講演会、無事開催できました

2010-12-07 23:34:32 | 講演会
講演会が近づくにつれ、配布物の印刷や会報の原稿も
手つかずのまま、講演会の日がすぐ間近に迫り、
焦りと不安が一気に押し寄せてきていました。

ずいぶん前から準備に取りかかっていたはずなのに、
なんでこう直前でバタバタしちゃうんだろう・・・
いつもながらの反省ですが・・・。

そうこう言いながら、なぜか講演会当日の朝に
会報の原稿をギリギリで仕上げ、
ボラセンで印刷をお願いし、なんとか間に合いました。
あ~焦る~(汗)

当日は、市内駅伝大会を横目に
遠くからみんな頑張ってね~と手を振り、
慌ただしく会場入り。
もう1時間余裕をもって準備時間を押さえておけば
よかった、と反省しきり。

メンバーのみなさんも、研修室の鍵を開けていただいてすぐに
準備に入ってくださり、会場設営に協力していただき、
参加者の開場時間にはだいたい整っていたと思います。

市長さんが来賓として来てくださり、
開会には十分間に合う時間にお越し下さって、講師の先生としばらく
対談されていました。

講演が始まると、先生は、プロジェクターを使って、病院のデータをもとに
最近のカウンセリングに来られる患者さんの症状や様子を
分析、解説いただきました。


自我が始まる10歳前後から思春期に入り、
親を非難したり、不安定にもなり、攻撃性が出てきたり、と
複雑にからみあってくる。

「思春期」とは、生まれて初めて自分と向き合う時期。
今までのような受け身ではなく、これから自分をどう組み立てていくか、
本当の自分らしさって何だろう、
学校って意味があるのか、そうじゃないのか・・・
様々なことを考える時期だと。

そして、何度も行きつ戻りつしながら、
自分を一度壊して、また再生していく時期が思春期。

そうした子どもの心に「ゴミ」がたまるサインが出ると、
いくらまわりがいいことを言っても、それはゴミにしかならない。
しっかり子どもの気持ちを聴いて、「ゴミ」を出す手伝いをする。
いらない「ゴミ」を出すと、自分で糸口を見つけて解決していき、
達成感を得ることができる。

「不登校は自己決定をすること」

自分の力で何かを決めてやる、
その成長過程には発達段階があり、
それだけの力が人には備わっている。
その力を信じること。

家が過ごしやすい「場」であること。
家が居心地のいい「場」であること。

親子でいっぱい遊び、喜怒哀楽を表現する、
感情や感性が豊かであることが大事。

親が親である前に、一人の人間。
1対1の関係を築く、1対1で向き合う、
説教や押しつけでなく、
一緒に遊び、笑いあうその関係こそが
信頼関係につながるんだと。

一番大事なことを、
忘れてしまっているな~と反省。
子どもは、いろいろな症状によって
「メッセージ」を送っているのだそうです。

講演のあとには、参加者のみなさんで小さい輪になり、「わたし」を
知ってもらうコミュニケーションの取り方や、
「こんなことを言われたらどんな気持ちになるか」という、
子どもの身になって考える方法もやってみたりしました。

最後には、様々な質問を紙に書いて先生に応えていただいたり、
体験談も交えながらお話いただき、
閉会しました。

今回は、親や学校関係者の方、学生さんなど大勢の関心のある方々に
参加いただき、大変感謝しています。

最後まで片付けなどお手伝いくださったみなさん、
大変お疲れ様でした。
コメント
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