毎月1回真岡市の大前神社(おおさきじんじゃ)で骨董市が開かれている。
今まで1度も行ったことがなかった骨董市だが
友達Mとどんなものだか覗いてきた。
ブラブラ見学し、お昼を食べ、
帰りに真岡の友達K(テニスの友達)の所へ寄った。
「今ね、骨董市を見てきたの」
「へ~~ぇ。なにがあった?」
「ラクダの皮で作ったとかいうランプがあったの。
後は端切れとか、陶器とか、古着とか・・・」
「エッ、うちにもラクダのランプあるよ。
昔大阪で買ったよ。
待って、今持ってくるから」
「え~~~~~ぇ。」
と友達が持ってきたのがこのランプ。
たしかに似ている。
「これ、ラクダなの?」
「うん、そんなことを言っていたよ。」
「今日のは3500円だったけど。」
「3500円は安いよ。」
「買った方がいいかな?でももう売れちゃったかもしれないし・・・」
,
「これは縁だよ、こんなことめったにないよ。」
「取り敢えずもう1度大前神社へ行ってみるか。」
友達のランプを見てだんだん買う気になってきた私。
「うん、それで手に入ったらもう1度、家に来て。
私も見てみたい。」
「わかった。来たばかりだけどとりあえず帰るわ。」
そんなことでもう1度神社へ戻ったのであった。
車で10~15分くらいの所だ。
「あれからもう4時間以上たっているし、どうだろう?」
神社に戻り、急いで市を覗くと大方かたずけていた。
「あの~、ここにラクダのランプありましたよね?」
「ランプ?」
「ああ、それはうちだ。」
隣の店のおじさんが言った。
「ラクダのランプありましたよね?」
「ああ、 これだ~。」
おじさんはしまった箱の中から取り出してくれた。
あと5分遅かったら、もう店は片付けられてしまったに違いない。
「ひゃ~~、ラッキーー。」
500円値引いてもらって3000円で買った。
友達の所へもう1度戻り2つを並べて3人で大笑いしたのであった。
しかしこんなことがあるんだなあ~。
こんな珍しいものを友達が持っているなんて・・・
友達のところでしゃべらなかったら私も買う気にならなかったし・・・
家に持ち帰り、子供にこの話をすると早速LEDの電球を買ってきてくれた。
是なら熱く温まりすぎることもない。
上の部分と下の部分が交互につく。
今、我が家の玄関で夜の常夜灯として活躍している。