中棚荘を出て私たちは布引観音へ行った。
小諸の西の位置にある布引観音
「牛にひかれて善光寺詣り」の発端の場所だ。
信仰心のないケチなおばあちゃんを観音様が牛に化身し
おばあちゃんの洗濯ものを角に引っ掛けて逃げる。
それを追いかけ、気が付くとそこは善光寺・・
そこで仏さまにあったおばあちゃんは信仰心に芽生え・・・といったお話
案内を見ると参道15分とある。
まぁ、とりあえず行ってみようということになり
出かけてみると参道というよりむしろ山登り。
入口にあった杖を2本借りて登って行った。
20分以上はかかったと思う。
立派なお堂がありその奥に岩に張り付くように観音堂があった。
すばらしい!
もっと小規模なものを予想していたのでびっくり!
遠くには浅間山がそびえ、登った甲斐があった。
これを書いていると郵便はがきが。
えっ、 誰から?
なんと中棚荘からお礼状がきたのだ。
印刷だけでなく手書きの一言も添えて・・・
古い日本間、リンゴの湯、ヤギの乳、とろろめし、
長い階段、開放感のある湯船
炬燵でのおしゃべり、布団の中でのおしゃべりなど
4人組はまるで学生のようだった。
楽しかった思い出が蘇った。