医療制度改革

2008年07月02日 | 活動報告
国民参加の医療制度改革を!ジャーナリスト東谷さんの提言が産経新聞に掲載されました。
【日本の医療制度が元々駄目だったから危機に陥ったのではない。これまでもWHOの総合評価で第一位だった。しかも、高度の医療が対GDP比8%、先進諸国で第18位と、極めて少ない費用で運営されてきたのである。日本の医療が高いレベルだったのは医師や看護師など医療従事者が過酷な労働に耐えてきたからで、ヒラリー・クリントンが視察に来日した時、「日本の医療は従事者の聖職者のような忍耐で支えられている」驚嘆したほどだ。いま、医療が急激に崩壊しているのは、現実を無視した医療改革が、その忍耐すら破壊したからだ。私たちが、これからの医療制度を考えていく際に大切なのは、日本のこれまでの医療の成果を正当に評価した上で、正確な情報を元に、多くの国民を議論に巻き込みながら、地道にゆっくり構築することであろう。《産経新聞 東谷暁さん提言抜粋》】

私も機敏の取材や医療関係者との懇談で医療の崩壊に危機感を持っています。改革という名のもとに、現場の医療従事者・患者さんの意見が取り入れられていないと感じています。国民の健康を守る大事な医療を絶対に崩壊させてはなりません。地域医療における勤務医の激務、医療機会の減少、住民の健康不安拡大という悪循環に歯止めをかけ、地域医療の安心・安全のため国が現実に即した医療制度改革に早急に取り組んで頂きたい。