昨日は、柏で恒例の「餃子を食べる会」がありました。
久しぶりに名物の餃子を楽しく味わいました。
というわけで、今日のお題となりました。(あまり関係ないですけど。)
『失われた時を求めて』の中で、紅茶に浸したマドレーヌの匂いと味が甘美な記憶を呼び覚ますシーンが有名ですが、藤枝静男の『空気頭』には、ギョーザ屋(もしくは飲み屋?)から漂ってくる揚げ油のにおいが、留置所での苦い体験を甦らせます。
この対照は、十世紀の小説の最高傑作といわれる世界的小説と、とってもイカレタへんてこな日本の「私小説」との違いを象徴的に反映しているようで面白いです。
(おそらく、プルーストのパロディーというわけでしょうが。)
私にとっては、どちらも素敵な傑作です。
つくづく小説というジャンルの幅の広さに感心します。
ぜひ、二つの小説を読み比べてみて下さい。
(『失われた時を求めて』はあまりにも長いですが、紅茶とマドレーヌのエピソードは最初の方なので)
久しぶりに名物の餃子を楽しく味わいました。
というわけで、今日のお題となりました。(あまり関係ないですけど。)
『失われた時を求めて』の中で、紅茶に浸したマドレーヌの匂いと味が甘美な記憶を呼び覚ますシーンが有名ですが、藤枝静男の『空気頭』には、ギョーザ屋(もしくは飲み屋?)から漂ってくる揚げ油のにおいが、留置所での苦い体験を甦らせます。
この対照は、十世紀の小説の最高傑作といわれる世界的小説と、とってもイカレタへんてこな日本の「私小説」との違いを象徴的に反映しているようで面白いです。
(おそらく、プルーストのパロディーというわけでしょうが。)
私にとっては、どちらも素敵な傑作です。
つくづく小説というジャンルの幅の広さに感心します。
ぜひ、二つの小説を読み比べてみて下さい。
(『失われた時を求めて』はあまりにも長いですが、紅茶とマドレーヌのエピソードは最初の方なので)
![]() | 田紳有楽;空気頭 (講談社文芸文庫)藤枝 静男講談社このアイテムの詳細を見る |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます