週五日記

ボチボチがんばります

貧困と思想

2011-01-13 10:02:27 | Weblog
年末読み始めて、分からない話が

続いたので、ホリ投げようとしたけど

今朝読むと、かなり刺激的。


現在は、いわゆるイギリスの産業革命と区切りを

つけると『第二次産業革命』で、

イギリスの産業革命は、鉄道がそれを牽引したと

いっているが、マルクスさんや、エンゲルスさんは、

ヒトのオバーアチーブこそが産業革命に利益をもたらしたのであり、

その結果、オバーアチーブを原因として、『肺結核』が存在したのだと。


現在の『第二次産業革命』では、『肺結核』のかわりに『精神病』が

蔓延しているのではないか?とのこと。


なんか前の記事と間接的につながっている気がする。



あと、第一次産業革命と第二次産業革命で通信技術と装置の利用による

冨の不均衡の問題が、大きな課題となっており、

それを解決する国を考えた場合、アメリカは『稼ぎで忙しい』、

中国は『これから』、そうなると、解決する国は、日本ではないか?とのこと。



すんごいな、この洞察。
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やっと

2011-01-13 08:47:32 | Weblog
仕事モードにはいって

きたかもしれない。


いろんなことをしているほうが、

深刻に考えなくて済む。

妙に、いやな事や、いやな人間関係が

自分の意識に前景化すると、

リアルワールドでは何事もないのに、

妙に自分の精神が萎えてしまう。

この精神状態こそ『自分で自分をダメにする』

パターンなのだろう。


吉本隆明さんの『沈黙は言葉』のひとつの意味として、

言葉として発する前の『自分の内面の言葉』があって、

つまり、沈黙のあいだにも、言葉による、自分の中での言葉による思考

があって、その思考が『いやな事や、いやな人間関係』でいっぱいになってしまうと

『マズイ』状態、いわゆる、ちょっと病んでいる状態になるのだろう。


もっとポップに、ラフに生きよう。周りに、『いろんなもの』を撒き散らしながら、

でも、広い意味の仲間には嫌われない程度に。そこが大人の心構え。
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くっすん大黒

2011-01-11 08:42:45 | Weblog
吉本隆明さんの本で紹介されていて、

なぜか、その紹介で読みたくなり、

あるヒトに『おもしろい』といわれ、

『読もうかな』と思いつつ、読まないできて

本屋にいって、さんざん悩んだ挙句、

買って読んだ。


正直な感想。テンポと、状況変化が心地良い。と思った。


しかし、はじめて文型評論家の解説を読んで、

『評論家って、すごいな』と思ってしまった。


文学史における『くっすん大黒』の位置付けの解説に

『ほほう、』と、うなってしまった。


34歳で町田さんが書いたとあったが、言葉のチョイスは

大正の香りもあるのに、現在現在のような感じもありつつ、

小説の枠組みは、○○さんとか、○○さんの枠組みを

踏襲しつつ、というところが、おもしろい。


あと、感想として、小説の時代背景をボカすことによって、

『感情移入』に成功しているように感じるがなあ、違うか。


あと、文芸評論家の方も書いていたが、

『みずみずしい感覚』が、『近代的なもの』によって壊されていく

感覚のリアルさに焦点をあてて書いているのが、文学史を一歩前進させた

ところで、その『一歩』が評価されているところか?よーわからんが。
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今年の目標

2011-01-07 08:50:07 | Weblog
さて、書きたいことは

ないが、こんな書き出しで書いてみようと

思うが、面白いこと書けるだろうか?


(1)あまり腹を立てない。

 世の中には、話が通じないヒトが多いみたいなので、

もう柳腰でいこうと思う。長期的スパンで、○○○てやろうと思う。


(2)無駄遣いをしない。

 出来るだけ、刹那的な支出を抑える。無理かもしれないが。


(3)無理せず運動

 無理せず運動して、痩せられれば最高だがなあ、無理か。

(4)大きな視野を持つ

 出来るだけ、大局的な物の見方、考え方を持ちながら、何か、やりたい。


さて、どうなることやら。

でも、おっさん的な目標だな。しょうがないか、アラフォーらしいので。

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沈む日本を愛せますか

2011-01-05 09:10:29 | Weblog
内田タツル×高橋源一郎の対談本。

正月本として。かなりぶ厚い。

ハズレかな?と思いきや、

かなりはまってしまった。


自民党を語ろうとする時、何から、あるいは、何を語ればいいのか?

政治イデオロギーや、政治信条といったものが『無い』との指摘。

55年体制を考えた場合、自民党だけで、日本を切り盛りしてきたと

いうよりも、社会党と相対的な距離感を保ちながら、有利なポジションを

選んできて、野党も含めて『日本の政治』を持ちつ持たれつ、運営してきたのではないか?とい

う指摘。なるほど。


ただ、イデオロギーや信条がない分、『生活実感』に根ざした政治で、いや、むしろ、

日本人全体で日本を運営してきたので、そもそも自民党が良かったというよりも、

『まあ、自民党なら薬にも毒にもならないな、』という感覚での55年体制だったのではないか?

経営学の本にもあったが、『集団』で行動するために、個人主義の欧米のように、『哲学』

や『信条』が必要ない。それよか、魚の群れのように『集団』が一定方向に走る事が

むしろ、すんごい統治システムなわけで、なんとも政治も、組織も『日本的経営』なんだなあ。、と改めて。


しかし、政権交代した民主党であったが、


『さよなら自民党、こんにちは自民党?。』に象徴されるように、中身変わらず。

つまり、民主党は、単なる自民党の生まれ変わりではないか?と。


小沢さん論も、おもしろい。

政権交代前に、確かビールケースの上に立って、小さな農村で演説しているのを見たが、

まさに、あれこそが、パフォーマンスでなく、小沢さんの真骨頂であり、

まさに東北の農村を『傷だらけ』で守ることに全力なのが小沢さんの凄みをうむのだろう。

田中角栄さんの教えを引き継ぎ、選挙区の全員に会うぐらいの覚悟で、選挙区の方の

叱咤激励を全身で浴びてこい、というところが『強み』かもしれない。マスコミでチャーチャー

口先だけでしゃべる政治家とは、明らかに違う。そりゃ、『強い』わな。



この本全体を通して、『口語体』で政治を語ろう、というメッセージがあり、

成功している。こんな風に政治を知りたかった。インタビュワーが、渋谷陽一さんというのも

オツであった。





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