副題「連単分離」と「任意適用」へ。
わたしの極私的理解。
「IFRSは、即時清算価値会計である。」
あるいは、「IFRSは、M&Aのための会計である」
しかし、世界が金余りといわれていたり、年金運用のために
ホームレスマネーが世界中をうろうろしたり、
世界は、すんごいことになっている、今日。
株式の時価総額と、会社の純資産価値を比較して
前者のほうが安ければ購入し、会社の資産をバラバラにして
売却して儲けを得ようという考え方は、「安く買って、高く売る」
という非常にシンプルな発想である。
確かに、上記の考え方は、製造業をはじめとする勤労に基づく「事業」(といっても、
ラインの機械が作っているのが大半かも)をないがしろにする考え方である。
あと、日本のゴルフ場を買い叩いて効率的に運用するというのは、
日本中のバラバラのゴルフ場という資産を安く買い叩いて、
その運営を効率的且つ一律にして、マネジメントを効率的にやれば
利益が出るという考え方で、「会社の資産をバラバラ」にして売却する話と逆である。
しかし、日本のゴルフ場のプレフィーは下がったし、さらに下がる要素しかないが、
採算がとれるのだろうか?それとも、バラバラにして売るのだろうか?
リース取引300万円未満のことや、
資産除去債務の基準のことを理解できたことと、
神谷秀樹さんの「強欲資本主義」の本の存在を知ったり、
かなりお買い得な本であった。
しかし、IFRSを通して見る経済という視点は、
おもしろいかもな。
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