『グローバリゼーション』についての記述が、
なるほどなーーーー、と感心してしまった。
ただ、自分がびっくりしただけで、みんなは当然でしょ、と
思うことかもしれないが。
『グローバリゼーション』というのは、要するに市場が一つ
になることで、市場が一つになれば、出来るだけ『安く』作れるところで
製造することになると。例えば、中国で生産して日本で販売しているユニクロなど。
そうすると、価格競争するために、日本製の製品も価格を下げざるを得ない。
すると、デフレになってしまう。デフレになった結果、日本に住んでいる会社員の
給料も減額。すると、手取り額が減るので、その会社員は、バカデカい『安い焼酎』にしたり、
発泡酒を1本にしたり、車を一台にしたする。すると、さらにデフレへ・・・。
給料や、賃金の減額は、法律も後押しする。派遣法など。でも、『グローバリゼーション』の波
によるものなので、なんともしようがないかもしれない。
しかし、日本を含めた先進国がデフレになるということは、グローバリゼーションによる
アジアの新興国(中国、インド)は、GDPは上がるし、物価もかなり上昇していくことになるし、
会社員の給料もバンバン上がるので、ちょい、インフレ気味になっていく。
つまり、日本がデフレ(or 不況)で、新興国(中国、インド)は、インフレ気味。
日本のデフレの原因は、日銀の紙幣発行量や、ベンチャー企業のイノベーションがうまれないことも
もちろんあるけれども、もしかすると、『グローバリゼーション』によって、『相対的に』デフレになっているのでは?
という思いをつよくした。でも、みんなわかっていることのような気もするが。
『グローバリゼーション』の影響は、ホワイトカラーにも影響がおよんでいる。
アメリカの公的機関の会計処理を、インのIT企業へアウトソーシングしていることなどからすると、
先進国のホワイトカラーの給料も下がっていくだろう。
ヨーロッパにおいても似たようなことがおこっていて、賃金の安い国で生産すると、
その結果、デフレになってしまう。
そうした背景で、フランスは、『グローバリゼーション』への耐性が強いと。
大きな政府志向で、日本と真逆。