週五日記

ボチボチがんばります

フレンチパラドックス

2012-02-06 08:32:00 | Weblog

『グローバリゼーション』についての記述が、

なるほどなーーーー、と感心してしまった。

ただ、自分がびっくりしただけで、みんなは当然でしょ、と

思うことかもしれないが。

 

『グローバリゼーション』というのは、要するに市場が一つ

になることで、市場が一つになれば、出来るだけ『安く』作れるところで

製造することになると。例えば、中国で生産して日本で販売しているユニクロなど。

 

そうすると、価格競争するために、日本製の製品も価格を下げざるを得ない。

すると、デフレになってしまう。デフレになった結果、日本に住んでいる会社員の

給料も減額。すると、手取り額が減るので、その会社員は、バカデカい『安い焼酎』にしたり、

発泡酒を1本にしたり、車を一台にしたする。すると、さらにデフレへ・・・。

給料や、賃金の減額は、法律も後押しする。派遣法など。でも、『グローバリゼーション』の波

によるものなので、なんともしようがないかもしれない。

 

しかし、日本を含めた先進国がデフレになるということは、グローバリゼーションによる

アジアの新興国(中国、インド)は、GDPは上がるし、物価もかなり上昇していくことになるし、

会社員の給料もバンバン上がるので、ちょい、インフレ気味になっていく。

 

つまり、日本がデフレ(or 不況)で、新興国(中国、インド)は、インフレ気味。

日本のデフレの原因は、日銀の紙幣発行量や、ベンチャー企業のイノベーションがうまれないことも

もちろんあるけれども、もしかすると、『グローバリゼーション』によって、『相対的に』デフレになっているのでは?

という思いをつよくした。でも、みんなわかっていることのような気もするが。

 

『グローバリゼーション』の影響は、ホワイトカラーにも影響がおよんでいる。

アメリカの公的機関の会計処理を、インのIT企業へアウトソーシングしていることなどからすると、

先進国のホワイトカラーの給料も下がっていくだろう。

 

ヨーロッパにおいても似たようなことがおこっていて、賃金の安い国で生産すると、

その結果、デフレになってしまう。

 

そうした背景で、フランスは、『グローバリゼーション』への耐性が強いと。

大きな政府志向で、日本と真逆。

 

 

 

 

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