さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

日大アメフト タックルについて とりとめのない雑感

2018-05-24 | 社会・経済



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です


本日は連日メディアで大騒ぎの日大アメフト部のタックルについて、とりとめのない雑感を…


あのタックル、最初にニュースで見た時はまあ、素人ですが

『ああ、これはひどいなあ…』

が率直な感想


ところが、これを見ていた女房殿

実は女房殿の身内に、かなり昔ですが、日大アメフト部で一世を風靡したスター選手がいるのです

そんな関係で女房殿、若かりし頃日大アメフト部の試合を相当見ているのです

もちろん関学との試合も


そんな女房殿があの映像を見て一言

『あんなの普通だよ!』

『え!ありゃひどいだろ…』

『関学なんてもっとひどいことやってたよ!関学がどの口で言ってんだ!』

『え、でも…、』

『アメフトなんて、見えないとこでみんな汚いことやってんの!これはビデオに映っちゃったから大騒ぎしてんの!』

『え、でも…、あれは一つ間違えば死んじゃうよ?』

『アメフトなんだから仕方ない!昔だって半身不随になった先輩とかいたんだから!それがいやならアメフトなんかやんな!』

『でもさ、完全にボール放して、無防備のとこだよ?』

『クオーターバックだったら、いつ、どこでやられるかわかんないんだから、いつでも身構えてなきゃいけないんだよ!』

『えー!』

『昔っから、殺せ!ぶっ壊せ!みんなそう言ってやってたよ!』

『うーーん…、でもあれがありなら最低のスポーツだな…』

『そうだよ!アメフトなんだから!』

『はあ…、そーすか…、』


アメフト選手、ファンのみなさまの名誉のためにも申し上げておきますが、うちの女房殿の認識は少々過激で大げさだとは思っております


今回の件、専門家や元選手、みんな口をそろえて

あれは

『ありえない』

『ひどい』

『今まで見たことない』

と言ってますし…


ただ、大げさだと言っても、多かれ少なかれ

『ぶっ殺せ!ぶっ壊せ!』

ってなこと、ギリギリのところでやっているのは間違いないんでしょう

サッカーだって審判の見えないところでは結構悪質なプレーがあったりしますね


件の選手、自らの記者会見立派だったと思います

特に

『本件は、たとえ監督やコーチに指示されたとしても、私自身が「やらない」という判断をできずに、指示に従って反則行為をしてしまったことが原因…』

『監督・コーチからの指示に、自分で判断できなかったという、自分の弱さだと思っています…』


えらいですよ

こんな大騒ぎの中、顔もさらして、実名も出して

なかなか言える言葉じゃないですね


社会に出れば理不尽なことの連続です

理不尽なことであっても、どれほどやりたくないと思っても、やらなきゃいけない時もあるでしょう


ですがそれでも

絶対に譲れない、護るべき一線だけは護りながら生きて行きたい、そう思って懸命にがんばっている人も大勢いるはずです

小平次も、先日の記事で書きましたが、今、強権をふるう理不尽な人たちと関わっています

やりたくないこともたくさんあります

それでも、絶対に譲れない一線だけは、たとえ刑事被告人に仕立て上げられようとも護りたいと思っております

それをこの歳でこんな状態の中で、『自分の弱さ』として自覚しているのであればすごいことだと思います

がんばれ!



一方監督とコーチの記者会見

『あんなプレーをするとは思わなかった』

との言葉

これも本当にそうなのかもしれません


選手にプレッシャーかけて、気持ちを引き出す

そういうつもりがあらぬ方向へ行ったのかもしれません

以前、女子バレーボールの日本代表監督が

『東洋の魔女の時代ならいざ知らず、今どきの子は、ちょっと怒ったらすぐに辞めます…、日本代表レベルでそうですから…』

みたいなことを言っておりましたが、そういう意味で昔とは違うでしょうし

選手個人個人の特徴、性格なんかを考え、与えるべきプレッシャーの強弱をもう少し考えるべきだったのであろうとは思います

そういう意味では不幸な事件だったのかなあ


怪我をした関学の選手の親が

『被害届』

を提出したそうですが、なんていうんでしょう

この間まで未成年だった子が、ここまで立派な会見開いて謝罪してますんで、それに免じてってわけにはいかないですかね



だって

『アメフトなんだから!』

あ、失礼!


いずれにしても、日本のスポーツ、例えば柔道、例えば剣道、極めるべきは『道』、『ぶっ殺せ!ぶっ壊せ!』はちょっと小平次にはなじみにくいです

まあ、だからスリリングなのかもしれませんが…




御免!



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2 コメント

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ブログ拝読しました、、、今回の日大アメリカンフットボール事件について。 (櫻井結奈(さくらい・ゆうな))
2018-05-30 21:50:13
今回の日本大学のアメリカンフットボール反則事件についての、小平次様と奥様のご意見を拝読しました、、、

まあ、はっきり言いましてマスコミは騒ぎ過ぎだという印象も有ります。
奥様のご意見にも一理あると思います。

確かに、いわゆる『体育会系』の世界には、他のひとにはわからない、独特の雰囲気があります。
私事で僭越ですが、
私も、学校時代にチアリ-ダ-(チアガ-ル)をしていた事もあり、甲子園の高校野球の応援に青春の情熱を燃やしたこともありました。 
 アメリカンフットボールではありませんが、私も、広い意味での『体育会系』の一員でした。
ですから『スポーツ根性主義の汗と涙の物語』には、深い共鳴を感じます。

しかし、今回の日大アメフトの場合ですが。。。あの監督と教官の態度は、やはり公明正大であったとは言えないですね。

スポーツ根性主義の世界には、いわゆる『鬼監督』と呼ばれてる人がたくさんいます。
厳しい訓練で、毎日怒号を飛ばし、選手たちを‘’しごきまくってるような‘’【鬼監督】と言われてる人物でも、学生選手から慕われ、熱い人望がある人もいます。
 それは、いかに厳しくとも、いざという時には学生選手たちをかばい、『何かあれば俺が全て責任を取る!』という潔さを示しているからです。

 それに引き替え、今回の日大アメフトの場合、、あの監督たちは、おかしな『言い訳』と責任逃れに終始しており見苦しいとしか言いようがありません。
(今朝の新聞を見ますと、ふたりとも関東アメリカンフットボール協会から除名されたという記事がありました。まあ、当然と言えば当然でしょう!!)

ただ、当事者の学生選手は、自ら顔と名前を晒して、相手に謝罪しており、その態度は、素晴らしいと思います。
どうか、今回の心の傷は1日も早く癒やして、今後の青春を謳歌してほしいと、思います。!!
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コメントありがとうございます (小平次)
2018-05-31 13:54:44
櫻井結奈さま

コメントありがとうございます

チアリーダーをなさっていたのですか

かっこいいですね!

今回の件で私が最も違和感を覚えるのは、やはりマスコミの過熱報道に対してです

昨日もニュースZEROで、番組開始から20分もかけてこの件を報道しておりました

記者会見の模様なども、あるところからはもはやそれはマスコミが追及する域ではなかろうと思うようなことも多々…

あとは当事者同士の問題であろうかと思います


ありがとうございました
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