血球は骨髄中にある未分化の幹細胞という同一の細胞から作られると言われている。
赤血球
・未分化の肝細胞→核小体が小さくなり・細胞小器官減少→無核の赤血球になり血中へ
・酸素を運び二酸化炭素を回収する。
・中央が凹んだ円盤型で無核である。
・鉄を含む血色素(ヘモグロビン)の影響で赤い。
・柔軟性にとみ、変形しやすく細い毛細血管も容易に通過できる。
・寿命は約120日。
・毎日全赤血球の1/120が肝臓・膵臓で破壊され骨髄で新生される。
・ビタミンB6・B12・葉酸・銅などの助けを借りて生成される。
・男性500万個/立方ミリメートルよりも女性のほうがやや少ない450万個/立方ミリメートル。(女性ホルモンには赤血球産生を抑制する作用がある)
血小板
巨核球の細胞分裂によってできる。
凝固因子との共同作業により血管を補修する。(止血、凝固)
白血球
・未分化の肝細胞→リンパ芽球・単芽球・骨髄芽球それぞれが分化し、
リンパ球・単球(マクロファージ)・顆粒球となる。
・生体防御作用(特異的防御機構)に関与し免疫系システムの主役である。
●リンパ球
・自己と非自己を見分ける機能を持つ
・目的の抗原だけを狙い撃ちすることができる
・白血球の36.5%をしめる
・免疫作用の主役でT細胞・B細胞からなる。
・リンパ芽球が胸腺で分化したものをT細胞、
・ファブリチウス嚢で分化したものをB細胞という。
・T細胞は細胞性免疫、B細胞は体液性免疫の作用を持つ。
T細胞
リンパ球中の細胞性免疫機構を担う、胸腺で分化される細胞。
・免疫系全体の指令塔的な役割を持つ
・サプレッサーT細胞・ヘルパーT細胞・キラーT細胞に分かれる
・T細胞は直接異物の排除処理を行う(食作用)
・単球のマクロファージが異物を食べその特徴をT細胞やB細胞に伝える(抗原提示)
・化学伝達物質であるリンホカインを産生
<キラーT細胞>
細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)として分化したもの、殺し屋細胞で食作用を持つ。
・好中球やマクロファージからの抗原提示により分析した抗原への打撃
<ヘルパーT細胞>
抗原(異物)に適合した抗体を生産するための指令をB細胞に与える。
<サプレッサーT細胞>
B細胞が抗体を作り過ぎないようにコントロールする。
B細胞
リンパ球中の体液性免疫機構を担う。ファブリチウス嚢で分化する細胞。
・T細胞の指令に基づき、タンパク質より抗体を産生する。
・再侵入された場合に備え抗体の再生記憶をする。
・マクロファージがうまく食べられない抗原に付着して食べやすくする
(オプソニン効果=免疫食作用)
・抗体は免疫グロブリンといわれるタンパク質Ig(IgG.IgA.IgM.IgD.IgE)がある。
IgG=胎盤を通過し感染後3週間ほどで現れるので即効性はない。二次免疫応答で多量に産生される。血清中で最多。オプソニン作用を持っている。
IgA=分泌されるときは2量体になっている。分泌型で初乳・唾液に含まれる。粘膜系の免疫作用に関与する。
IgM=感染後最も早く作られる抗体
IgD=B細胞と関係すると考えられる。新生児のリンパ中に存在するが、不明な点が多い。
IgE=即時型アレルギー(喘息等)に関与する。肥満細胞や好塩基球に結合する。
<記憶B細胞>
一度、弱った菌や殺傷された菌(抗原)を身体に入れて、抗体を作っておけば、長い間B細胞はそれを記憶している。次に、その菌に(抗原に)感染したときに、その記憶が呼び覚まされて直ぐに抗体を作って対抗することが出来る。
<形質細胞>
Bリンパ球が分化した細胞。核は偏在し、車軸核と呼ばれる。免疫グロブリンを生産する。急性炎症末期から慢性炎症の病巣に出現する炎症細胞の1つでもある。B細胞-免疫芽細胞-形質細胞系は液性免疫に関与する。
NK細胞(ナチュラルキラー)細胞
胸腺で分化する
抗原認識がないので無差別に抗体を攻撃する
ウィルス・細菌・がん細胞などに有効
笑うことでUPしストレスで減少するといわれる
非特異的防御機構・特異的防御機構両方で活躍する
●単球
骨髄で産生され、最も未熟なものは単芽球monoblastと呼ばれる
血液中では単球
組織にでるとマクロファージ(大食細胞)
・肝臓ではクッパー細胞
・肺胞では肺胞マクロファージ
・皮膚ではランゲルハンス細胞
・骨では破骨細胞
貧食、T細胞への情報伝達
●顆粒球
好酸球(抗原抗体複合物の摂取除去・寄生虫やアレルギー性疾病に増加)
好塩基球(アレルギー反応、炎症部位の血管拡張・血液凝固の抑制・好中球のヘルプ)
好中球(白血球中最大・細菌・ウィルスの摂取・消化・白血球中最多・活発な食作用)
赤血球
・未分化の肝細胞→核小体が小さくなり・細胞小器官減少→無核の赤血球になり血中へ
・酸素を運び二酸化炭素を回収する。
・中央が凹んだ円盤型で無核である。
・鉄を含む血色素(ヘモグロビン)の影響で赤い。
・柔軟性にとみ、変形しやすく細い毛細血管も容易に通過できる。
・寿命は約120日。
・毎日全赤血球の1/120が肝臓・膵臓で破壊され骨髄で新生される。
・ビタミンB6・B12・葉酸・銅などの助けを借りて生成される。
・男性500万個/立方ミリメートルよりも女性のほうがやや少ない450万個/立方ミリメートル。(女性ホルモンには赤血球産生を抑制する作用がある)
血小板
巨核球の細胞分裂によってできる。
凝固因子との共同作業により血管を補修する。(止血、凝固)
白血球
・未分化の肝細胞→リンパ芽球・単芽球・骨髄芽球それぞれが分化し、
リンパ球・単球(マクロファージ)・顆粒球となる。
・生体防御作用(特異的防御機構)に関与し免疫系システムの主役である。
●リンパ球
・自己と非自己を見分ける機能を持つ
・目的の抗原だけを狙い撃ちすることができる
・白血球の36.5%をしめる
・免疫作用の主役でT細胞・B細胞からなる。
・リンパ芽球が胸腺で分化したものをT細胞、
・ファブリチウス嚢で分化したものをB細胞という。
・T細胞は細胞性免疫、B細胞は体液性免疫の作用を持つ。
T細胞
リンパ球中の細胞性免疫機構を担う、胸腺で分化される細胞。
・免疫系全体の指令塔的な役割を持つ
・サプレッサーT細胞・ヘルパーT細胞・キラーT細胞に分かれる
・T細胞は直接異物の排除処理を行う(食作用)
・単球のマクロファージが異物を食べその特徴をT細胞やB細胞に伝える(抗原提示)
・化学伝達物質であるリンホカインを産生
<キラーT細胞>
細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)として分化したもの、殺し屋細胞で食作用を持つ。
・好中球やマクロファージからの抗原提示により分析した抗原への打撃
<ヘルパーT細胞>
抗原(異物)に適合した抗体を生産するための指令をB細胞に与える。
<サプレッサーT細胞>
B細胞が抗体を作り過ぎないようにコントロールする。
B細胞
リンパ球中の体液性免疫機構を担う。ファブリチウス嚢で分化する細胞。
・T細胞の指令に基づき、タンパク質より抗体を産生する。
・再侵入された場合に備え抗体の再生記憶をする。
・マクロファージがうまく食べられない抗原に付着して食べやすくする
(オプソニン効果=免疫食作用)
・抗体は免疫グロブリンといわれるタンパク質Ig(IgG.IgA.IgM.IgD.IgE)がある。
IgG=胎盤を通過し感染後3週間ほどで現れるので即効性はない。二次免疫応答で多量に産生される。血清中で最多。オプソニン作用を持っている。
IgA=分泌されるときは2量体になっている。分泌型で初乳・唾液に含まれる。粘膜系の免疫作用に関与する。
IgM=感染後最も早く作られる抗体
IgD=B細胞と関係すると考えられる。新生児のリンパ中に存在するが、不明な点が多い。
IgE=即時型アレルギー(喘息等)に関与する。肥満細胞や好塩基球に結合する。
<記憶B細胞>
一度、弱った菌や殺傷された菌(抗原)を身体に入れて、抗体を作っておけば、長い間B細胞はそれを記憶している。次に、その菌に(抗原に)感染したときに、その記憶が呼び覚まされて直ぐに抗体を作って対抗することが出来る。
<形質細胞>
Bリンパ球が分化した細胞。核は偏在し、車軸核と呼ばれる。免疫グロブリンを生産する。急性炎症末期から慢性炎症の病巣に出現する炎症細胞の1つでもある。B細胞-免疫芽細胞-形質細胞系は液性免疫に関与する。
NK細胞(ナチュラルキラー)細胞
胸腺で分化する
抗原認識がないので無差別に抗体を攻撃する
ウィルス・細菌・がん細胞などに有効
笑うことでUPしストレスで減少するといわれる
非特異的防御機構・特異的防御機構両方で活躍する
●単球
骨髄で産生され、最も未熟なものは単芽球monoblastと呼ばれる
血液中では単球
組織にでるとマクロファージ(大食細胞)
・肝臓ではクッパー細胞
・肺胞では肺胞マクロファージ
・皮膚ではランゲルハンス細胞
・骨では破骨細胞
貧食、T細胞への情報伝達
●顆粒球
好酸球(抗原抗体複合物の摂取除去・寄生虫やアレルギー性疾病に増加)
好塩基球(アレルギー反応、炎症部位の血管拡張・血液凝固の抑制・好中球のヘルプ)
好中球(白血球中最大・細菌・ウィルスの摂取・消化・白血球中最多・活発な食作用)