アロマテラピー学習ブログ

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参照。

ローズオットー

2008-01-23 10:27:59 | 精油のプロフィール
英名 Rose otto

学名 Rosa damascena

科名 バラ科 低木

産地の例 ブルガリア、モロッコ、トルコ

抽出部位 花

抽出方法 水蒸気蒸留法

成分の一例 シトロネロール、ゲラニオール、フェニルエチルアルコール、ネロール、ダマスコン
 ※ローズアブソリュートに多く含まれるフェニルエチルアルコールは、ローズオットーには微量しか含まれず、ほとんどが芳香蒸留水に残る。

うっとりした甘い香りは、深く心の奥に入っていき、情緒を和らげ、心を明るく高揚させ、神経のストレスと緊張を和らげる。
月経前の不快な症状や、月経痛を緩和してくれる。
スキンケアに有効な成分を含むので肌を引き締め、キメを整え、ハリを持たせ、炎症を鎮めてくれる。
低温で固まる性質を持っている。その際は、手で少し温めると液体に戻る。
たくさんの花から、わずかな量しかとれないので、大変高価な精油である。
ミドル~ベースノート。

ローズアブソリュート

2008-01-23 10:17:50 | 精油のプロフィール
英名 Rose abs. 

学名 Rosa centifolia
   Rosa damascena

科名 バラ科 低木

産地の例 ブルガリア、モロッコ、トルコ、フランス

抽出部位 花

抽出方法 溶剤抽出法

成分の一例 フェニルエチルアルコール、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール

素晴らしい香りのバラのアブソリュートは、精神面に対する緩和作用と高揚作用により、情緒不安定になっているときや自分に自信を失っているときなどに心の安定と安らぎを与えてくれる。
たくさんの花から、わずかな量しかとれない為、大変高価な精油である。
ミドル~ベースノート。

レモングラス

2008-01-23 09:51:56 | 精油のプロフィール
英名 Lemongrass

学名 Cymbopogon citratus
   Cymbopogon flexuosus

科名 イネ科

産地の例 インド、ブラジル、西インド諸島、スリランカ、中国、グァテマラ、ネパール、インドネシア、オーストラリア、ブータン、エジプト

抽出部位 葉

抽出方法 水蒸気蒸留法

成分の一例 西インド型/シトラール、ミルセン、メチルヘプテノン
        東インド型/シトラール、メチルヘプテノン、ネロール、ゲラニオール

鮮烈なレモンの香りで、心に元気を与えてくれる。
食欲増進やストレス解消にもよい。
また筋肉の炎症や痛みを取ってくれるので、スポーツの後などの疲労回復や肩こり、神経痛に役立つ。
虫が忌避するシトラールを含むので虫除けにも良く使われる。
トップノート。

注意
シトラールなどの成分は、敏感な肌に刺激を与えることがあるので、使用の際は1%を上限とし、それ以下の低濃度から始めること。

メリッサ(レモンバーム)

2008-01-23 05:18:52 | 精油のプロフィール
英名 Melissa (Lemon Balm)

学名 Melissa Officinalis

科名 シソ科

産地の例 フランス、アイルランド、ドイツ、イギリス、エジプト、スペイン、イタリア

抽出部位 花と葉

抽出方法 水蒸気蒸留法

成分の一例 リナロール、ゲラニオール、シトラール、シトロネラール

フレッシュな香りは感情の起伏のバランスをとり、心を陽気に楽しくし、混乱した心を穏やかにしてくれる。
また皮膚や呼吸器などのアレルギー性トラブルを改善する精油と言われており、高価な精油の一つである。
メリッサとはギリシャ語で”ミツバチ”を意味する言葉である。

ミドルノート。

ミルラ(マー/没薬)

2008-01-23 05:11:46 | 精油のプロフィール
英名 Myrrh

学名 Commiphora myrrha
   Commiphora abyssinica

科名 カンラン科

産地の例 エジプト、ソマリア、モロッコ、エチオピア、エリトリア

抽出部位 樹脂

抽出方法 水蒸気蒸留法

成分の一例 クミンアルデヒド、リモネン、α-ピネン、オイゲノール

古代エジプト人は優れた殺菌作用を利用しミルラをミイラ作りに使用した。
新約聖書のイエス・キリスト誕生物語の中で、乳香とともに捧げられた香りとして有名。
気分を落ち着かせ、精神を研ぎ澄ます作用があるといわれている。
ベースノート。

ベンゾイン(安息香)

2008-01-23 05:02:29 | 精油のプロフィール
英名 Benzoin

学名 Styrax venzoin(スマトラ)
   Styrax tonkinensis(シャム)

科名 エゴノキ科

産地の例 タイ、インドネシア、ベトナム、ラオス

抽出部位 樹脂

抽出方法 溶剤抽出法

成分の一例 スマトラ安息香/ケイ皮酸エステル、バニリン
      シャム安息香/安息香エステル、バニリン

ベンゾインの甘い香りは、心を穏やかにし緊張した神経を鎮める。
硬くなった肌を柔軟にするため、かかとやひざ、ひじなどの部分的なスキンケアに用いられる。
ベースノート。

ベルガモット

2008-01-23 04:52:55 | 精油のプロフィール
英名 Bergamot

学名 Citrus bergamia

科名 ミカン科

産地の例 イタリア、モロッコ、チュニジア、ギニア

抽出部位 果皮

抽出方法 圧搾法

成分の一例 酢酸リナレル、リモネン、リナロール、ベルガプテン、ベルガモテン

すがすがしいベルガモットの香りは、リフレッシュ作用により心身の疲労およびそれに伴う食欲不振を改善する。
不安や鬱、それに伴う不眠などの緩和に役立つ。
トップノート。

注意
ベルガプテンなどの成分を含んでおり、光毒性がある為、使用後に肌を強い紫外線にさらさないこと。

ベチバー

2008-01-23 04:43:56 | 精油のプロフィール
英名 Vetiver

学名 Vetiveria zizanioides

科名 イネ科

産地の例 インド、タヒチ、ハイチ、インドネシア、エルサルバドル、中国

抽出部位 根

抽出方法 水蒸気蒸留法

成分の一例 ベチベロール、ベチボン、ベチベロンベチベン

土を連想させるスモーキーな香り。
他の精油に加えることにより、香りを長く持続させることができる。
鎮静作用があり、深くリラックスさせる働きがある。
血液循環を活発にし、スキンケアや筋肉痛、疲労回復に役立つ。
ベースノート。

フランキンセンス(オリバナム/乳香)

2008-01-21 14:49:07 | 精油のプロフィール
英名 Frankincense (Olibanum)

学名 Boswellia carterii

   Boswellia thurifera

科名 カンラン科

産地の例 ソマリア、エチオピア、イラン、レバノン、エジプト、スーダン、フランス、アラビア

抽出部位 樹脂

抽出方法 水蒸気蒸留法

成分の一例 α-ピネン、リモネン、p-シメン、ボルネオール

古代から珍重されていた精油で、宗教的な儀式の場で用いられてきた。新約聖書のイエス・キリスト誕生物語の中で、没薬とともに捧げられた香りとして有名。
心と身体の浄化に役立ち、呼吸をゆっくりとさせ心を慰め、不安や強迫観念を和らげてくれる。
抗菌作用による呼吸器への作用と収れん作用や皮膚細胞の再生を促す作用などにより、しわやたるみを改善するなど肌への効果が良く知られている。
ミドル~ベースノート。

ブラックペッパー

2008-01-21 14:33:32 | 精油のプロフィール
英名 Black Pepper

学名 Piper nigraum

科名 コショウ科 低木

産地の例 インド、マレーシア、マダガスカル

抽出部位 果実

抽出方法 水蒸気蒸留法

成分の一例 β-カリオフィレン、α-ピネン、ファルネセン、リモネン

ブラックペッパーの刺激作用は血行を促し、消化機能を整えて全身の活動力を高める。
発汗による全身の浄化やスポーツ後の筋肉痛に役立つ。
ミドルノート。

注意
強い香りをもち、稀に皮膚刺激を引き起こすことがある為、使用に当たっては1%を上限とし、それ以下の低濃度から始めること。

パチュリ

2008-01-21 14:27:26 | 精油のプロフィール
英名 Patchouli

学名 Pogostemon cablin

   Pogostemon patchouli

科名 シソ科

産地の例 インド、マレーシア、ミャンマー、パラグアイ、インドネシア、アメリカ、ブラジル

抽出部位 葉

抽出方法 水蒸気蒸留法

成分の一例 パチュリアルコール、パチュレン、クミンアルデヒド、オイゲノール

墨汁を思わせるスモーキーな落ち着いた香りは感情のバランスをとり、鎮静させ、イライラによる過剰な食欲を抑制する働きがある。
パチュリを他の精油に加えることにより、香りを長く保つことができる。
特徴成分としてセスキテルペン類アルコールを30~40%ほど含み、天然の保留材といわれる。

ベースノート。

ネロリ

2008-01-21 14:11:18 | 精油のプロフィール
英名 Neroli

学名 Citrus aurantium

科名 ミカン科

産地の例 イタリア、フランス、モロッコ、チュニジア、ポルトガル、エジプト、コモロ、スペイン

抽出部位 花

抽出方法 水蒸気蒸留法

成分の一例 リナロール、酢酸リナリル、リモネン、ネロール、ネロリドール、ゲラニオール

オレンジ(オレンジ・スイートとは別種)の花から抽出した精油。
精油とともに得られる芳香蒸留水をオレンジフラワーウォーターと呼ぶ。
この精油の香りは心を鎮め、リラックスさせ、精神的なショックを和らげる。
スキンケア効果に優れるため、老化した肌や妊娠線予防に良く用いられる。
16世紀、イタリアのネロラ公国の皇妃アンナ・マリアが この香りを染込ませた皮手袋を愛用し、パリ社交界で大流行となった。
ミドルノート。

スイートマージョラム

2008-01-21 14:02:41 | 精油のプロフィール
英名 Sweet Marjoram

学名 Origanum majorana

科名 シソ科

産地の例 リビア、エジプト、スペイン、イギリス、ハンガリー、フランス、チュニジア

抽出部位 葉

抽出方法 水蒸気蒸留法

成分の一例 テルピネン-4-オール(約50%を占める)、サビネン、p-シメン、γ-テルピネン

花や葉は料理にも使われるハーブで、古代ギリシャの時代から広く利用されてきた。ギリシャの愛の女神アフロディテから香りを与えられたと言い伝えられ、新婚夫婦の幸せを願って贈られたり、死者の魂に安らぎをもたらす弔いの植物として墓地に植えられた。
温かみを感じさせる香りは、気持ちを鎮め、悲しみや孤独感を慰めてくれる。
血管を拡げて血圧を下げ身体をリラックスさせ、不安やストレスからくる緊張を緩め、寝つきの悪さを改善する。
血液の流れを良くするので、筋肉痛やリウマチ痛、腰痛や月経痛を和らげたり、ストレスによる消化器系の不調に役立つ。
一説には性欲抑制作用があるとも言われている。
スパニッシュマージョラム精油(Thymus mastichina)はタイムの仲間から抽出された物で、スイートマージョラム精油とは別の物である。
ミドルノート。

ジャスミンアブソリュート

2008-01-21 12:57:35 | 精油のプロフィール
英名 Jasmine abs.

学名 Jasminum officinale   
   Jasminum grandiflorum

科名 モクセイ科

産地の例 アルジェリア、モロッコ、エジプト、イタリア、フランス、インド、コモロ

抽出部位 花

抽出方法 溶剤抽出法

成分の一例 酢酸ベンジル、酢酸フィティル、フィトール、cis-ジャスモン

濃厚な花の香りで、情緒に深く作用し、感情の混乱から来る不安を和らげ、自分自身を取り戻させる。落ち込んだときや深い悲しみのときの助けにもなるだろう。
マタニティーブルーの改善、子宮の強壮作用・催乳作用により心と身体の回復を手伝い、穏やかに赤ちゃんと心を通わせることができるように助けてくれる。
皮膚に対しても心理的側面からのサポートとともに、炎症を抑え、整えてくれる。たくさんの花からわずかな精油しかとれないので非常に高価である。
ミドル~ベースノート。

注意
香りが強いので使用量を控えめに。
有機溶剤に敏感な方は、パッチテストをしてから用いること。

サンダルウッド

2008-01-21 12:43:40 | 精油のプロフィール
英名 Sandalwood

学名 Santalum album

科名 ビャクダン科

産地の例 インド、インドネシア、バラグアイ、ニューカレドニア

抽出部位 心材

抽出方法 水蒸気蒸留法

成分の一例 サンタロール、サンタレン、サンテノン

深いリラックスを導く作用から、宗教儀式や瞑想に、また肌を柔らかくして、引き締める効果により、化粧用としても古代から用いられてきた。
泌尿器に対する強壮作用と消毒殺菌作用から、身体の強壮薬として、また呼吸器に対する抗炎症作用により、のどの炎症を緩和することから、声がれや咳のときにも用いられてきた。
ベースノート。