アロマテラピー学習ブログ

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参照。

フリーラジカル

2009-02-07 12:00:32 | 健康と食生活
「フリーラジカル」とは、自由に動き回る電子を持った分子構造のこと。フリーラジカルは非常に不安定で、他の分子とすばやく反応しやすく、破壊的な作用をもたらす。

電子エネルギーのバランスがとれていないフリーラジカルは、体内の細胞を駆けめぐって自分に合った電子を盗みだし、電子的均衡を得ようとする。

自分のバランスを得るためには、他の安定した分子でも構わず粉砕する。その過程で更に多くのフリーラジカルを生みだし、破壊活動を更に続けて行く。別 の見方としては、フリーラジカルの与える損傷を酸化、つまり、物質に酸素を加えるプロセスとして考えることもできる。

酸化は腐蝕と言い換えることができる。ある意味で、老化はかつて完全な形だった金属がさびついていく過程に似ている。

なぜなら、酸素自体の形がフリーラジカルであり、実際には私たちが生きていくために欠かせない呼吸や、健康的といわれるエアロビック体操からも老化につながるフリーラジカルが生じている。フリーラジカルの代表格が、発生したばかりの酸素である。酸素は炭水化物やタンパク質を燃焼させるなど代謝には必須の存在だが、過剰にあっても周りの細胞や体外から入ってきた栄養物質を酸化させてしまう。酸化とはすなわち、金属がさびていくのと同じ過程である。フリーラジカルは、紫外線や環境ホルモンなどの有害環境によって発生し、老化の原因ともなる。酸素のラジカルを活性酸素といい、この悪影響を阻止する物質はビタミンC、E、β-カロテンなどの抗酸化剤がある。有酸素運動によっても活性酸素は発生するため、運動前後に対策が必要である。


酸化による悪影響を阻止する物質は抗酸化剤として知られている。天然の抗酸化剤としては、ビタミンC、ビタミンE,ベータカロチン(私たちの体がビタミンAを作りだすために必要な物質)などである。

抗老化医学の専門家たちは、天然の抗酸化剤や量産された抗酸化剤を多数処方して老化防止に役立てている。更に、フリーラジカルを除去する物質を使ってフリーラジカルを探し出して拘束し、他の分子を攻撃したり、有害な橋かけ反応を生じることができないようにする。


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