アロマテラピー学習ブログ

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参照。

植物の学名

2008-03-05 15:49:34 | 精油学総論
スウェーデン生まれの博物学者であり医師でもあるカール・フォン・リンネ(1707~1778)という、植物分類学の父と呼ばれている人が命名。

■構成
学名は普通2つの単語で構成される「2命名法」と呼ばれる方式で表される。このときの表記方法にはいくつかのルールがあるが、次のものは「国際命名規約」にも定められているものである。
(1)属名と種名はイタリック(斜字体)で表す。
(2)属名は頭文字が大文字で後は小文字。種名はすべて小文字とする(→種小名)。
 スィートオレンジの場合 … Citrus sinensis 
                  属名 種小名
ただし公式には、Citrus sinensis Osbeckのように命名者の名を最後につけ3本立てにすることが正式の学名表記(この場合、Osbeck=命名者)。その際、(リンネ)をL. とかSiebold(シーボルト)をSieb. などと簡略化することが一般的。詳しくは植物事典を参照。 種以下の階級を書く場合は、種小名に続けて下記のように書かれる。
 subsp. またはssp. … 亜種 
 var. … 変種 
 f. … 品種 

学名はラテン語で書かれており、読み方の基本はローマ字発音となる(aは「ア」、bは「ブ」、-umは「ウム」、-usは「ウス」というように。-um、-usをそれぞれ「アム」「アス」とつい読んでしまうのは英語読みなので要注意)が、いくつかのアルファベットはローマ字発音と異なる読み方をする(下表参照)。

c、ch カ、キ、ク、ケ、コ    j ヤ、イ、ユ、イェ、ヨ
ph ファ、フィ、フ、フェ、フォ  qu クァ、クィ、ク、クェ、クォ
v ウァ、ウィ、ウ、ウェ、ウォ  x クサ、クシ、クス、クセ、クソ
y イ

※子音の次に母音のない場合は、子音の後にuを入れたようにして読む。archi(アルキ) pro(プロ)など。

ギリシャ語が使用されることもある。