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参照。

出血性貧血

2009-01-29 07:16:17 | 解剖生理学(循環器・血管・血液系)
【病態】  出血性貧血は、急性あるいは慢性の出血により血液が失われ、これに対して骨髄での赤血球の産生が追いつかない場合に生じる貧血である。

 大怪我や喀血、吐血、下血などで大量出血すると急性貧血になるが、全血量の1/3が失われると「ショック症状」が起こる。

 また、胃や十二指腸潰瘍、胃・大腸癌、潰瘍性大腸炎などで少量ながら継続的な出血があると慢性出血性貧血となる。貧血の中では鉄欠乏症貧血が最も多く、出血性貧血がそれに次いで多く見られる。特に、女性では、毎月の月経や出産時の出血でも出血性貧血の症状がでてくる。

【症状】  貧血が起こると、赤血球による酸素運搬能力が低下するので、これを代償するために動悸や息切れの症状が出る。更に、全身倦怠感や食欲不振にもなる。

 症状が進行すると、爪が反り返るようになったり、物を飲み込めなくなる嚥下障害が出ることもある。


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