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トピアリー ブログ

日本古来の七夕って?

おはようございます。
ハッピートピアリスト宮崎雅代です。
7月7日は七夕。
牽牛(けんぎゅう)星と織女(しょくじょ)星が天の川をはさみ向かい合うという伝説は中国の「詩経」にあります。
後漢時代(2世紀)にはこの星が恋人ということになり、六朝時代(3世紀)には「年に1回デートをする」と書かれるように。
これが乞巧奠(きっこうでん)という行事となり691年(飛鳥時代)以前に日本に伝わりました。
この話が日本に古くからあった棚機津女(たなばたつめ)の信仰と一緒になったといわれています(『家庭行事なんでも事典』とよた時著より)。
この夜すこしでも雨が降れば会えないといわれる中国流の考えに対し、雨が3粒でも降らないと七夕さまが天の川を渡ってしまい疫病神を生むという、祓いの行事としての日本古来の考え方があるのがその証拠。
青森の「ねぶた」や秋田の「竿灯」も七夕祭りですが、これらは豊作の願いをこめたお祭りでもあるのです。
写真は「逢瀬」と名付けたディスプレイ。
かつて「お米ギャラリー銀座」に展示しました。
今夜2人は会えるかな?

▲七夕のディスプレイ「逢瀬」


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