★ L (スペースエル) 体を通して人の全体と向き合うサロン 目の前は淡路島の海 女性専用ボディーセラピー

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念力と体と気持ち 5

2009-08-06 08:39:25 | 意識とからだ
前回からの続きです。

相手に振り回されっぱなしの日々、わたしの心のなかには、
「自分のなかの愛を保ち続けたい」という正気の自分と、
怒りに駆られ、ゴミのような思いを積み上げる自分とが
同居していました。
正確には、ゴミと分かっていながら、
それを処分できない自分がいました。

「あんな人間は不幸になってしまえばいい」
「同じ思いを味あわせてやりたい」
そんな思いと過激な暴力シーンが次々と湧いてしまい、
自分のことを酷い鬼のように思えたものです。
「人間てここまで堕ちるものなのか」と
わたしは、自らがこしらえた感情の悪露にあ然とし、
ショックを受けていました。

当時のわたしは、スピリチュアルな意識など微塵もなく、
世間の常識に自分を合わせ、人生の価値など分かりもせず、
また分かろうともせずに生きていました。
が、そんなわたしでも、
怒りを剥きだせば剥きだすほど、魂は奥へ奥へと縮こまっていく、
自分がそんな状態にある事を、徐々に自覚し始めていました。
それでもなお、怒りの裏に惨めな気持ちを抱え、
ただ相手に謝罪させることだけに執着し続けたのです。

今思えば、相手に謝罪させるという目的を持った時点で、
「わたし」と「あなた」の区別がつかない潜在意識下では、
わたしの体は分割され、わたしと相手の二役を
たった一つの体で担うことになったのでしょう。
そして、わたしが怒りを燃やせば燃やすほど、
その怒りの矛先は、わたし自身の体に突き刺さり、
実際に、体はボロボロになっていったのです。

また、「わたし」と「体」の間に挟まれた「思い」も、
「わたし」の怒りと、その怒りが突き刺さった「体」の悲鳴を
一気に引き受け、体と同様に、混乱をきたしたのです。

そこにきて、前述のシルバーバーチの書物と出会い、
書物から滲み溢れる愛と慈しみのサポートを得ました。
おかげでわたしは、息子の供養のためにと、
自らが作り出し担(かつ)いできた、くくり方の間違えた肩の荷を
降ろすことができたのです。


次回に続きます。