★ L (スペースエル) 体を通して人の全体と向き合うサロン 目の前は淡路島の海 女性専用ボディーセラピー

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ちゃんとこうして生かされている

2009-03-27 18:30:05 | 意識とからだ
心あたたまる、素敵な本...いえ、素敵な言霊に出会いました。
半身不随でリハビリが思うように進まず
心までをも傷めかけている姉に、何かタイムリーなものはないかと
「そのような本に巡り合わせてください」と図書館に出かけ
自然に足が向き目が留まり手に取った一冊でした。


『ちゃんとこうして生かされている』

著者は、北海道南富良野の医師けん三さんです。
西洋医学・東洋医学ともに修められたけん三氏のクリニックには
遠方からも難病を抱えた数多くの方が通われおり、
そこで目を見張る回復ぶりを示しているとのこと。
きっと病状の回復だけでなく、心の回復もしているのでしょうね。

医師であるけん三氏が、いつからこのような書を表すようになったのか。
まえがきの一部を抜粋させていただきます。

『患者さんや仲間達から教えられ続けて、ある時ふと気付いたのです。
「まるごと生かされているのだなあ」と。
俗物のままでもよい。悟らないままでもよい。
喜びも悲しみも楽しみも苦しみも 
「すべて与えられているのだから」と。
その時から言葉が生まれ始めました。』




この著書に納められている言霊には、
吸いも甘いも、そして苦い辛い渋いも、様々な味わいがあります。
字はもちろんのこと、字ではない行間にもそしてまわりの空白にも、
目には見えないエールが詰まっていて、
読み甲斐・眺め甲斐・感じ甲斐がいっぱいです。

わたし自身は、ページをめくるうち一つ一つの言霊に
涙がジワっと出たり、フフっと苦笑いをさせられたり、
いろんな感情の揺れが起きたのですが、
本を閉じた時には、人間万歳という気持ちになっていました。
読み終わった後、自分で自分をギュっとハグしたくなる書物です。

著者の了解を得て、本文の一部を掲載させていただきました。
「よろこんで」 と快諾していただいたけん三氏に感謝致します。
ありがとうございました。


トンネルのエネルギー

2009-03-25 10:45:49 | 意識とからだ
暖かくなると旅行に出かける方も増えてきますね。
遠距離の移動では、トンネルを通る機会も多いと思います。



トンネルのエネルギーってどんなものだかご存知ですか。
多くの人は、その先の暗闇に不気味さを覚えて
あまりいい感覚をお持ちではないようです。
が。が。が。
トンネル内は、山の (ひいては地球の)
静かなる献身と慈愛のエネルギーで満ち満ちています。

わたしが最初それを感じたのは、新幹線のなかでした。
長いトンネルに入って、両耳に少しの気圧を感じながら
「思えばこのトンネルのおかげで、
遠いところにも短時間で行けるんだなあ」 と思った瞬間、
山から強烈なエネルギーが流れこんで来ました。




人間に掘られ削られしてもなお泰然として
その身を捧げてくれている山。
その山が語りかけてきたのだか、わたしが同調したのだか、
わたしのなかに、泣きたくなるほどのありがとうの思いが湧き、
その思いがどんどん山に吸い込まれていくような引力を感じるとともに、
その引力とは逆方向の、つまり山からわたしへ向けて
降り注いでくるエネルギーを感じました。
そのエネルギーは、なぁんとなく感じるというものではなく、
ハッキリとあたたかく、とても生々しい抱擁の感覚でした。

その癒しのエネルギーに、最初はとてもびっくりしました。
でも、すぐに、風の谷のナウシカのババのセリフ、
なんといういたわりと友愛の心じゃ、が浮かびました。
本当にそれでしたから。

それ以来ずっと、トンネル内に入る前には山に語りかけています。
「これからあなたの懐へ。しばしわたしを抱いてください」 と。




新幹線でも車でも、トンネル内でのわたしの視界には
紫色の光がポワ、ポワっと浮かぶようにあらわれてきます。
やがてその紫が一つに連なって、一本の太い導管のようになります。
周りを見ると、前を走っている車のなかにもその紫は注ぎ込んでいます。

トンネルは、暗い不気味なところじゃなくて、
山の体内に抱かれる、癒しのエナジースポットです。
ありがとう山。大地。地球。

あなたから山へ、山からあなたへ、
トンネルをくぐるたび
互いのエネルギーが通じ合えますように。