蓼科山荘 双子池ヒュッテ 新米女将の日記

八ヶ岳 蓼科山の将軍平と、蓼科山・北横岳の山間 双子池の畔にある山小屋のこと、日々のこと、色々お届けいたします。

蓼科山荘より 麓から見た蓼科山の様子とデザートのこと

2017年03月23日 | 日記
 八ヶ岳の麓の茅野市では、今日は夕方頃まで曇り空となり、肌寒く感じる1日でした。
昨日とかわって、今日は麓からでも蓼科山を望むことができました。
写真ではわかりづらいですが、山の裾にある木々まで、一昨日の雪がまだ溶けずに残っています。
3月に入ってから中旬まで天気の良い日が多く、春の陽気を感じられましたが、ここ数日はまた寒さが戻ってきたような感じがします。
麓ではちょうど季節の変わり目の時期。春はもうすぐそこまできているようです。

 昨日は、オーナーのお母さんと、お母さんもお菓子作りを教わったという先生に、桜のムースの味をみて頂きました。
桜の風味を出すにはどうしたらいいか、ムースの口当たりをもっとなめらかにするにはどうするか等、より専門的なお話を伺うことができて、とても勉強になりました。
中でも、ムースは冷たいうちに楽しむお菓子であることを教えて頂きました。
そのことが大切であることがわかったのですが…、私達が提供させて頂く場は、普段の生活の場とは違う山の上!
作ったものを、人力で、数時間かけて、山の上まで運ぶ、その間にも美味しい状態を保ったまま運ばなければいけないことに気が付きました。
歩荷で山に上げる為に、重くなりすぎないこと、型崩れしないことは考えにありましたが、ムースの場合は一度熱が加わってしまうと、溶けて口当たりが変わってしまうという、お菓子の性質まで理解をしていなかったことを反省。
味の改良だけでなく、品質を損なわない保存の方法、運ぶ際の温度の状態まで考慮して試してみなければいけないことがわかりました。
まだまだ先は長そうですが、一つずつ解決し、山での提供が難しい場合の為にも、他のお菓子作りもまた行っていこうと思っています。
オーナー含め、お母さんや先生とそのような話をしていた中、桜のシフォンケーキの作り方を後日教えて頂くことに!!
美味しいものをお出しできるように勉強し、また頑張りたいと思った1日でした。
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