上海に行く機会があり、休日に上海博物館を訪ねました。
上海博物館は、故宮博物院、南京博物院と並んで中国三大博物館にあげられています。
展示品には、磁器、玉器、書画、家具など多方面にわたりますが、青銅器は世界的にも有名なコレクションといわれています。
写真は1階の展示室の入り口付近に展示されている 「鑲嵌十字紋方鉞」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/8d/f397e73660db0c7608a207e389b8e4a1.jpg)
この斧は、大きく重いので、武器としてより、儀仗用に使われたものといわれています。
制作年代は紀元前16-18世紀。 日本の邪馬台国が2-3世紀で、場所さえはっきりしないのに比べると、中国4000年の歴史といいますが、本当に歴史の遺物が出てくるところは驚きを禁じ得ません。
展示品は、数千年の時間を経ても残っているものを見ると時のフィルターにかけられ、誰が作ったのかもわからず、生活の実用のためのものも、そうでないものも一緒になっている強さを感じます。
青銅器に加え、中国文明の文字(漢字)、陶器(China)の発明もにより、歴史的に日本も大きな恩恵を受けてきたことを思いました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます