日本共産党千代田地区副委員長 冨田なおき

衆院東京1区で3度出馬。17年総選挙は政策協定結び比例で立候補。22年参院選に比例代表から立候補を決意しました。

米朝・対立から対話へ。時代は動いているー週末の対話

2018-06-14 01:03:53 | 平和
やれば、できる。史上初の米朝首脳会談の報道に接して、率直にそう感じました。

共同声明では、
1、新たな米朝関係の確立
2、朝鮮半島における永続的で安定した平和体制構築への努力
3、4月の南北首脳会談で合意した「板門店宣言」の再確認による完全な非核化への決意
4、戦争捕虜・行方不明者の遺骨返還への協力
の合意を表明。

敵対関係から、「平和と繁栄」の新たな関係の転換へ、合意事項を「完全かつ速やかに履行する」とし、交渉を継続するとしています。

つい先日まで、戦争になるのではないかとすら危ぶまれていた、法的には今も戦争状態の両国が、
「過去に足を取られ、古い偏見と慣行に行く手をさえぎられ」ながらも「障害をすべて乗り越えて今日ここにいる」(金正恩・国務委員長)という思いで直接首脳による対話を実現し、

友好関係に転じる努力で合意したことを、歴史的な合意として、心から歓迎します。

もちろん、まだ非核化と平和体制構築のとば口に立ったところです。

両国も、周辺国も、非核化と東アジアの平和体制構築へ、最大限の努力がいっそう求められます。
日本共産党は、対話による平和的解決を一貫して求め、朝鮮半島の非核化と北東アジア地域の平和体制構築を一体的・段階的に進めることを関係国に要請してきました。

日本共産党の志位和夫委員長が談話で述べたように、
このプロセスが成功を収めれば、世界史の一大転換点となり、地域の情勢を一般させるでしょう。

先週末、ある飲食の席で、複数の方と、おおむねこんな会話がありました。
Aさん「北朝鮮はがらっと変わりましたね」
Bさん「アメリカもだけど」
Aさん「安倍さんの圧力が効いたってことですかね」
冨「オバマ政権が対話をやめて、北朝鮮は開発をエスカレートさせちゃった。
 北朝鮮にしてみればアメリカに攻められないのなら、カードの核を手放すのは、十分ありだ と思いますよ。会って対話しないと、プラスの結果は出ない」
Bさん「小泉首相が平壌に行ったのは、良かったってことですかね」
冨「そう思います」
Aさん「市ヶ谷の防衛省には、PAC3がありますしね」
冨「当たらないって防衛省自身も、内部でひそかに認めていたとわかりました」
Aさん「逆に撃ち落としたら落下してかえってひどいことに」
Bさん「PAC3も、イージスアショアも税金の無駄ということですね」

ひとり、日本政府だけが数日前まで「最大限の圧力」と言い続け、まだ「イージス・アショア」などと固執する姿は、真の日本の安全保障とアジアの平和よりも、自らの人気取りを優先する、みじめで、歴史に汚名を残すものと言わざるを得ません。

やはり志位委員長が談話で述べたことですが、
今からでも、日朝平壌宣言に基づき、核・ミサイル、拉致、過去の清算など、両国間の諸懸案を包括的に解決し、国交正常化の努力をし、始まった平和のプロセスを前に進めるために、汗をかこうと言いたいと思います。



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