広域的にマニアック

主に、独断と偏見でゲームと漫画とアニメの話が書かれているブログ。イメージ的に、本屋で見かける「○○の謎」「○○考察」的な

ヴァイパー兄弟の戦隊特撮魂

2013年06月08日 | ケロロ軍曹の話
ケロロ軍曹の話。1st13話で、5人揃ったケロロ小隊の連携攻撃の前に「避けちゃいけない気がする」「当たらなきゃいけない気がする」「爆発しなくちゃいけない気がする」と、戦隊シリーズのお約束を順守して敗れた、
ヴァイパー弟。

2nd6話。弟の敵討ちに、ヴァイパー兄が登場。この回のケロロは、遊園地に「ジャバライザー」というヒーローショーを見に行っていた。そのケロロを追って、遊園地に現れたが遊園地は襲わないヴァイパー兄。その理由を「弟と違って、戦隊特撮魂などという、おろかな弱点はない」と主張(遊園地襲撃は、戦隊シリーズのベタな展開と思っているらしい)目的のケロロだけを人質にした後。ギロロに夏美、タママにお菓子、クルルに「キケン。絶対あけるな」の箱という弱点を突いて、同様に人質に。

残るドロロには、アジトまでの案内図付きで、立体映像のメッセージを送っておびき出す。自慢のアジトにご招待というのは、戦隊ものというよりは、ショッカーやデストロンのやり方。弟が「左手は、そえるだけ」のセリフの後に敗れた事を研究していて「左手だけは、そえさせん」の部分にこだわるも「そえるだけゆえに、特にそえなくても問題ござらん」と言われてしまうのも、ライダー系の怪人にありがち。
それはまるで、奇械人ワニーダの「ご自慢の毒ガス」について、「なぜ、効かないんだ?」と問われても、「そんなことオレが知るか」と言ってのける仮面ライダーストロンガーのような事なのです。

その後の展開として「こうなったら巨大化だ~」と始まった、ヴァイパー兄。弟が戦隊路線で敗れたから、自分はライダー路線にしてみたが、やっぱり敗れて初心に戻った趣がある。対するケロロは、ベータカプセルと間違えてスプーンをかざしてウルトラマンに変身しようとしたハヤタ隊員のパロディをやるので、「濃さ」では負けてない。