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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス

2017年05月14日 | 映画
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス
を観ました。


“スター・ロード”ことピーター・クイルをリーダーに、凶暴なアライグマのロケット、マッチョな破壊王ドラックス、ツンデレ暗殺者ガモーラなど、たまたま出会ったノリで結成された宇宙の“はみ出し者”チーム、<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。
小遣い稼ぎに請けた仕事をきっかけに、強大な力を持つ“黄金の惑星”の指導者アイーシャ率いる無敵艦隊から総攻撃を受け、彼らの宇宙船ミラノ号は壊滅寸前に…。
間一髪、ガーディアンズを救ったのは“ピーターの父親”と名乗る謎の男エゴと、触れただけで相手の感情が分かる能力を持つマンティスだった。
仲間からの忠告にも関わらずエゴに魅了されていくピーターの姿を見て、次第にチームの絆に亀裂が…。
そこへ“ピーター育ての親”ヨンドゥが率いる宇宙海賊の襲撃や、さらに銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯していく。
はたして、ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは? そして、彼らは絆を取り戻し、銀河を救うことが出来るのか?
その運命の鍵を握るのは、チーム一小さくてキュートな、ガーディアンズの最終兵“木”グルートだった…。


前作同様ジェームズ・ガン監督です。
前作は低い期待値で観たら予想外に面白くて印象に残りましたが。
なので今作はそこそこの期待値で観に行きましたが、
またもやそれを上回る様な面白さがありました。

かなりコメディなやり取りで相当危機的な状況もクールなスタイルを崩さない感じは良いですね。
こういうのはルパン式と個人的に名付けています。
主人公が妙に熱血になったり、ピンチに怯んだりしない感じですね。

冒頭からいきなりの見せ場ですが。
クールに振る舞いつつも強敵と戦うのですが、
唯一戦わない木の赤ちゃんのモンスターのグリードにフォーカスされているのですよ。
グルートは赤ちゃんみたいな設定で戦いと無関係に音楽聞きながら踊ってるのです。
その背景で主にピントが合ってない場所でガーディアンズが壮絶に戦っているのはなかなかのハイセンスでした。

また自分は映画のタイトルの出方に結構作り手のセンスを観たりするのですが、
この作品はなかなか洒落てカッコいい不意打ちのタイトルで良かったです。

ストーリーは作風に見合わずかなり壮大で、
主人公のピーターの出生や正体が物語のコアになっています。
敵と味方がわかりにくい展開でそもそもその関係性が、
身近な人々の関係性がどんでん返し的で良いストーリーだと思いました。
仲間だと思った人間が敵だったり、酷く対立し合う敵が味方になったり。

それを違和感なく見せる映像もなかなかです。

そしてクライマックスには予想外にかなりの感動展開です。
劇場はなかなか混んでいましたがなかなかの涙でした。
こんな感情移入出来ない設定のSFでここまで感動を作ったのは見事だと思います。
自分も油断してたら泣けたかもしれません。
感動シーンまでカッコよくクールでした。

クリス・プラットはすっかりスターですが、
こういう作品の主人公には最適の俳優ですね。
アライグマのロケットとやたら喧嘩してました。

ゾーイ・サルダナはSFが多い印象ですがこのシリーズでは大変強くてカッコいいですね。

デビッド・バウティスタはプロレスラーからすっかり役者になりましたね。
アメリカのプロレスラーのキャリアとして役者転向は王道ですね。

ヴィン・ディーゼルやブラッドリー・クーパーがメインキャラクターの声優ですが、
この辺が参加してるのは豪華です。

カレン・ギランは特殊メイクですがそれでも美人さは伝わりました。

ストーリーも演出もキャスティングも非常に高品質でいいシリーズだと思います。
SF系シリーズではかなり好きな方に入ると思いました。


そんなわけで8点。
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