メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

15、水の都 ヴェネツィア

2013年02月19日 | 魂の旅立ち
放浪開始。
遂にヨーロッパ独りぼっち。

ぼんやりと友人宅を朝出たら乗る予定の電車ギリギリ。
チケットのやり方戸惑ってたら駆け込み乗車に。
重いスーツケースを持って走ってくる僕を電車がちょっと待ってくれました。
ホント幸運なスタートだった。

そうしてボルツァーノへ。
乗り換えの待ち時間が1時間以上あったのでブラブラとしながら待つ。
何をしててもドキドキが止まらない。

そして電車で次の目的地ヴェローナへ。
イタリアに降り立った日以来の再訪。

しかし乗り換えてすぐにヴェネツィアへ向かう。
旅行感のある特急電車。
若い、おそらくイギリス人と思われる女子達に囲まれていたが、ヴェネツィアゾーンに入った途端湧き上がる。
そうして降り立ったヴェネツィア・サンタ・ルチア駅。

もうテーマパークのような世界が広がる!
ただただ息を呑むような情景。

車が走ってないので静かな街と聞いていたが、駅横で地面を揺らすほどの激しいドリル工事をしていて物凄くうるさかったけど。
しかし街は奥の奥まで続く、すぐに静かなザ・ヴェネツィアな感じに。

何を考えて、どういう経緯でこんな街が出来上がったのか?と不思議でしょうがない。
狭い道、冗談抜きで迷路のような路地の連続。
地図が全く意味を成さないくらい複雑に入り組んだ道々。
住人たちはどうやって暮らしているのだろうか?
それでも歩いていくうちに少しだけ法則はわかる。
大きな運河や地中海を中心に考えるといい。

ヴァポレットを使わず島の端っこにあるホテルまで何とか辿り着いた。
初めてネットで予約したホテル、不安でいっぱいだったが何かスムーズにことは進んだ。
フロントのおっさんもフレンドリーだった。

その後街を散策。
ちょうど地中海に沈んでいく夕日が見えた。

僕の人生には保育園時代があり小学校時代があり・・・そして色々苦悩してきた結果、
ヴェネツィアの地中海の辺りのベンチで沈みゆく夕日を見ながら禅問答を繰り返す。
何故に生きるのか?
僕は何者なのか?
何処へ行くのか?
何処から来たのか?
どうしてこんなに苦しいのか?
自然と涙がこぼれ落ちてしまうのです。

何処までも美しくて素敵な街並みに見とれ奥地の奥地に入り込みすぎて何度も迷子に。
そんなことしてる間に夜、ホテルを目指すがなかなか大変。
そんなことしてる間にレストランが閉まってしまう。
3件ほどトライしてみたが、何処も追い返されてしまった。
初の一人レストランで勇気を振り絞ったってのに・・・。
朝昼晩と全食、食べ逃してしまった。

そんな訳で唯一手に入れられたコカ・コーラ・ゼロ。
一日通して口にしたのはそれだけ。
遭難のようなヴェネツィア。
店が閉まるのが早すぎるヴェネツィア。

しかし美しすぎて涙が出たヴェネツィア。







































































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1 コメント

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水の都 (ポン酢)
2013-03-03 23:34:19
ヴェニス素敵ですよねー!

僕も大学の卒業旅行でイタリアに行きましたが、ヴェニスは格別でした。何というか、ここだけちょっと違うんですよね。他の街ではありえない風景が目に飛び込んできます。

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