軽蔑

軽蔑　を観た。


以前予告編を観て結構気になってたのですが行きつけの各映画館で上映してないので初めて行く遠くの映画館まで行って観てきました。

高良健吾の演技には引き込まれるモノがあるので。
鈴木杏が体当たり演技も話題ですし。
なによりちょっと暗い映画が観たかったので。

蛇にピアス的なのを期待して観に行きました。

まあなかなか期待通りの映画でしたがちょっと不満もありました。

映画の質が悪いんではなく高良健吾の演じたアホなチンピラがハマり過ぎてて、チンピラが美化されるような映画は大嫌いなので。
とことん駄目でクズなのに愛されるという青年。

鈴木杏演じるポールダンサーと駆け落ち的なことするんですけど、馴れ初め話はゼロなのでこの二人にこんな強い絆があることもイマイチしっくりきません。

花とアリスなどで鈴木杏はとても好感度高い女優さんだったのですが正直最近は完全にスーブーな感じになってしまって。
そういえば昔バレエを観に行ったとき鈴木杏見かけたのですが可愛かったんですけどね・・・。
30%位はバービーさんなんですよねぇ。
もうこういう役しか行けない気もして悲しかったですね。

大森南朋がラスボスなヤクザ演じてます。
あまり合ってない気もしましたが流石に演技派で上手いことこなしてました。

小林薫も好きな役者ですがいい感じでした。

廣木隆一監督の評価はいつも中くらいですが、今回異様な長回しが多かったです。
激しいSEXシーンもかなり長いワンカットでした。
演者を移動カメラで追うようにシームレスに長いワンカットで収めてます。
ラスト間近の電車の中のカメラから、ホームから乗り込んでくる二人をとらえ一旦降りる高良健吾に付いて行ってそのまま発車する電車で別れる二人、ホームで電車を見送る高良健吾、改札で泣きながらタクシーを捕まえてタクシーの中に乗り込み走りながら泣きじゃくる・・・がワンカットでした。
NGだせへんなーコレじゃ、ってシーンが沢山でした。

しかしこんなチンピラ達、お店とかで一緒になったら最悪だな・・・ってのが一番感じたことでした。


そんなわけで５点です。


人によるのでしょうがイマイチ入り込めない映画でした。

結構好き系なお話だったのに。