情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

冤罪で無実の者を死刑にしたかもしれない裁判官の良心はどうなっているのか-橋本勝政治漫画再生計画178

2009-08-20 10:46:40 | 橋本勝の政治漫画再生計画
【橋本勝さんのコメント】
 一般の市民が裁判に参加する裁判員制度が始まったということもありますが、最近、日本の裁判がとても気になっています。私自身も今、二つ裁判に具体的に関わっています。労働運動に対する弾圧の「JR浦和電車区事件」と公安警察による市民運動への弾圧事件の「10・13集会妨害国賠訴訟」です。
憲法28条(組合運動の権利)と、憲法21条(表現の自由)への明らかな違憲を犯しているという意味で日本の民主主義を破壊しかねない重大な裁判です。
 そして、つい先日7月28日、3名の死刑が執行された。選挙前の駆け込み死刑というべきでまるで死刑の命令を下すことが法務大臣の重要な職務とばかりに森法相が判を押したのです。
 今回の選挙では取り調べの全面可視化が重要な争点のひとつになっていて、民主党もその実施をマニフェストに掲げげています。これには自白を強要され幼女殺人事件の犯人とされ服役中だったが、無実が証明された足利事件の菅家さんの問題が大きい。そしてこの同時期にあった幼女殺人事件の犯人とされ、無実を訴え続けていたが死刑を執行された飯塚事件があります。有罪の決め手となったのが旧式のDNA鑑定であったことを考えると冤罪の可能性は高い。死刑判決を下した裁判官、再審の要求を無視した裁判官は、「冤罪」をしたという罪の意識に苦しめられているのではないか・・・
 いや、彼らはそんなことで悩んだりするようなやわな精神の持ち主ではない、タフな(というより鈍感な)心をもっていなければ裁判官なんかやっていられないかもしれない。
 冤罪という重荷を背負って苦しみつつ生きるという裁判官像は、風刺漫画家のおセンチな幻想にすぎないのでしょうか。

【ヤメ蚊コメント】
 本当に、一つ一つの事件が人生に与える意味を常に考えて裁判に臨んでほしいですね…。


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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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