－靴をぶつけられる大統領なんて、風刺漫画としては出来過ぎだ－橋本勝の政治漫画再生計画第１５０回

【橋本勝さんのコメント】
任期もあとわずかとなったブッシュ大統領
イラク戦争は彼の大統領任期中のもっとも大きな仕事であろう
最近いくらか治安が安定してきたこともあり
イラク戦争の成果を確かめようと思ったのか
イラクを電撃訪問し、１４日にバグダッドで
イラクの首相とともに記者会見をした
そこでブッシュはとんでもないことに見舞われた
イラク人記者の１人に靴を投げつけられたのである
彼は靴を投げながら「別れのキスだ、犬め」
「夫を失った女性、親を失った子どもたちからの贈り物だ」と叫んだという
残念ながら靴は命中しなかったのだが
命をかけた（下手をすれば警備の者に射殺されたかもしれない）彼の行動を
賞賛し、すぐに釈放しろというイラクの人たちのデモが活発に展開されているという
ブッシュはこの後「彼が投げた靴は２８センチだったよ」とジョークをいって
余裕をみせたが、本当はショックだったに違いない
イラク戦争の失敗と自分の不人気をあらためて思い知らされたのだから
それにしてもイラク戦争とはブッシュにとって
冗談のようなものに過ぎなかったと思うと実に腹だたしい
この戦いによって４０００人以上のアメリカの若者が命を落とし
さらにその数十倍のイラクの人たちが殺されているのだ
できればブッシュのポチとしてイラク戦争を支持した
われらが小泉首相にも靴を投げつけたいものだ


【ヤメ蚊】
記念すべき１５０回で、すごい一刺しが…。それにしても、日本だったら、外国の首脳に失礼だっなんてことになるのでしょうか…。




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