tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

20190502(木・休) 日本人は「休み下手」なのか?

2019-05-02 23:00:00 | 今日の出来事
夜9時のNHKのニュースを見ていたら、この10連休を「持て余している」という人が多く紹介されていて驚いた。
「やることがない」「行くところがない」「(6日目の今日にして)もう充分」…等々。
この連休が嬉しくないと答えた人は4割を超えるという調査結果もあるという。
休日も働かなきゃいけないから嬉しくないという立場の人はともかく、
仕事が休みなのに「やることがない」と言ってのけてしまう人は、
「いったい何を楽しみに生きているんだろう?」と僕などは思ってしまうが。
おそらく「お金がないからやりたいことがあってもできない」というわけでもないだろう。
(もしもそうなのだとしたら日本の経済的豊かさなど実に空虚なものだ)。
それに別に、「休暇の過ごし方」イコール「金銭消費活動」である必要もないわけだし。
図書館で借りた本を読んだり、録画したテレビ番組を見たり、近所を散歩したり、
草木をいじったり、室内のイメージチェンジをしたり、
混雑や渋滞の影響も受けずにタダでできることはいくらでもある。

日本語では「余暇」という。
「余り」にも「ヒマ」にも前向きな語感はない。日本人にとって休日は「歓迎されざる余剰物・残存物」なのだ。
主・従で言えばもちろん「従」の地位しか与えられていない。

英語では「holiday」という。
語源は「holy day」。神聖なる日、それゆえに崇められ、尊重される日である。
主・従で言えばもちろん「主」たる存在。

…というお手軽文化論を唱えてみるが、実のところ、日本人は単に、自由を謳歌できるだけの創造性が欠けているだけなのかも。

妹から出産祝いの段ボールが届いた。
おねだりした赤ちゃん用の食器のほかに、調理器具、動物のおもちゃ、それにバスローブなど盛りだくさん。
バスローブはひとりで赤ちゃんをお風呂に入れるときに使うらしい。なるほど。
今は僕が入浴、妻が風呂上がりの体拭きと着付けをリレーして分担しているけど、
ひとりでやるならどうするんだろう?自分も裸で一緒に出なきゃいけないのかな?と思っていた。
そういうときにさっとこのバスローブを羽織ればいいのか。
でもグッズより嬉しかったのは、妹一家4人が色紙にメッセージを寄せてくれたこと。
10歳の姪っ子は「わたしは男に囲まれてるんだよ」とドキッとすることを書いている。
読めば、我が家の坊も含めて、(父方きょうだいも)いとこがみんな男だから、と。
なかなかのユーモアのセンスだ。

夜、映画『スタンド・バイ・ミー』。
『ソナチネ』と並んで僕が最も数多く見ている映画で、たぶん8回目か9回目くらい。
あらためてこの映画は、「少年の映画」なのではなく、「おとなの映画」なんだと思う。