tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

マクドナルドの紙ナプキン

2013-04-08 14:29:17 | 今日の出来事
さて昼は何を食べようかと思い、社員食堂のメニュー表を眺めるが、これぞというものがなく、
食欲もさほどないので外食の店をうろうろ探す気にもなれず(多分どこも決め手を欠くだろう)、
そうなると、非常に安直な選択の結果として収束しがちなのだが、マクドナルドへ行く。
ここに行くのは月2回までにしておこうと思う。月3回以上は行き過ぎだと思う。
もしかしたら先月は3回以上行ったかも知れない。

正午前で空いていたので、テイクアウトにせず店内で食べる。
ナプキンを2枚取る。2枚ぐらい使うと思ったから。

ところが食べ終えてみると1枚も使わずに済み、ごちそうさまなら口元を拭えばいいと思うも、
拭うほど口元に違和感もないのも明らかで、しかも2枚取ったつもりが3枚で、
この余りをどうしようと思い、結局持ち帰る。

今日は自分で取ったので3枚止まりだが、テイクアウトにすると、店員が7,8枚、
ごそっとした結構な厚みで袋に入れてくることもある。
まさか店員の女の子が密かに僕に惚れてしまったわけでもあるまい。
枚数の感覚などなく、テキトーに掴んだ分だけ入れているのだ。

このナプキン、洟をかむには硬すぎるし、濡れたものを拭き取るには脆すぎる。
かと言って使わずに捨てるのも良心が咎める。
家に持ち帰って、キッチンの引き出しに入れてある。
家で料理をしたとき、鍋や食器の油汚れを拭うのに使う。
同じ用途のため、履かなくなった靴下も同じ場所に入れてあるが、
今のところマクドナルドのナプキンが期せずして継続的に補給されているので、
それで間に合ってしまっている。

もしも結婚してキッチンに奥さんが入るようになったら、
この「引き出しの中の古靴下とナプキン」には説明を求められるだろう。「これは何なの?」と。
「油汚れを拭うのに便利なのさ!」と僕が鼻高々に説明する…ことは、ないと思う。
こういうみみっちいディテールには、人並みに含羞の気持ちを持っているので。
「それは便利ね!グッドアイディア!」と感心・同調されてもきまりが悪いし。
多分その頃は、キッチンという共有スペースにはそれを置かなくなり、
自分の机の引き出しなどにこっそりしまうようになるのでないか。
で、皿洗いをするときは(僕は結婚後も自分で皿洗いをする。間違いない)、
いそいそと自室から靴下の切れ端やナプキンを持ち出してくるのだ。

ひとり暮らしが長くなると、知らず知らずのうちに「マイルール」を堅牢に構築してしまっている。
それを「当たり前」だと思うようになっている。
それが覆されることになるのが、気持ちいいのか、悪いのか。

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