tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

鳴神山

2014-06-15 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
実家から70㎞、2時間のドライブ。群馬県桐生市の吾妻公園駐車場。今日はここから吾妻山(481m)に登り、北へ伸びる尾根を歩き、鳴神山(980m)を目指す。
7:30 歩き出し。桐生市民には「早朝登山」の習慣が根付いているのか、この時間なのに駐車場には車が多く、登る人・下りてくる人で賑わっている。

8:15 時折現れる急坂を登り切り、吾妻山頂(481m)。桐生市街地を見渡す。この山は桐生市のシンボルだ。気軽に登れて街並みを眺められる「町の山」がある地方都市は好きだ。この町で青春時代を過ごしたら、同級生か恋人か、一緒に登りに来ていたと思う。

南西方向、山並みの上に富士山が顔を出す。手前には桐生ボートレース場の大きな「池」がある。

目指す北側の峰々を木々の間から見る。

6月半ばでもまだ「新緑」と呼べる若々しい緑の尾根道を行く。

今日の行程でほとんど唯一と言っていい開けた場所に出る(それ以外はすべて木々に囲まれていた)。袋をかけられた植林の苗木が無数に立っている。オブジェのようでもある。

10:35 三峰山頂(629m)。いくつかピークを越えているが、どこもさほど個性はなく、眺望もきかない。

11:53 鳴神山頂直下の鞍部。鳥居がある。

最後の急登、そして、今日一番の急登を行く。

11:58 鳴神山頂(980m)。真上から照りつける陽射しが強い。北側、皇海山を望む。

北側の奥に見える富士山状のわかりやすい山容の山は、男体山か。

西北西方向、裾野がなだらかな赤城山。これらの景色を見ながらおにぎりの昼食。
そばにいるおばさんの2人連れ、1人の声がやたらと大きい。会話をしたいのなら隣同士に座ればいいのに、なぜか山頂の端と端に離れて座る。声の大きいおばさんは、もう一人のおばさんのことを、ずいぶん水を飲むのね私は全然飲まないのに、あら、景色を見る前に座りこんじゃうの?靴まで脱いじゃって…と、いちいちからかう。嫌な感じがする。その後も、聞きたくもないそのおばさんの「錚々たる登山歴」がとめどなく耳に入ってくる。あるいは周囲(おばさんたち以外には僕とおじさん1人しかいないが)に聞かせたいのかも知れない。山の愛好家もいろいろだが、こういう人には「静かに山頂を楽しみたい」人の気持ちというのは、決してわからないのだろうな。

南側、恐竜の尻尾のように長く続く、吾妻山へ続く尾根。ここを再び戻っていく。
12:15 食事を終えて歩き出す。

尾根の道をひたすら歩く。昨日は家の中であれこれ思い悩んでいたが、やはり山はいい。歩くのはいい。心の中のわだかまりは何一つ解消されていないかも知れないが、なぜか爽快だ。歩いている最中は「思い」より「行動」が先にあるからだし、文字通り「道を選んで」「前に進んで」いるからだろう。

戻り道でも、「下山」の感覚はあまりない。上り階段が容赦なく現れる。しかも、これが最後の吾妻山への登りか?と思うもそうではなく、アップダウンがまだまだ続く。

15:41 吾妻山頂。ここからはもう、下るのみ。この時間でも登ってくる人が引きも切らない。市民にとっては本当に「スポーツジム感覚」の山なんだろう。

吾妻公園に下りる。花菖蒲。今日歩いたのは、案内板の表示距離の合算で20㎞。先日買った新しい登山靴を初めて下ろした。靴自体の履き心地は抜群だったが、右膝に痛みが来た。どうも歩きすぎるといつもここに痛みが出るようだ。

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