やり過ぎだろ 被差別の方々や橋下徹市長の子供への影響が大きすぎる。
橋下氏、朝日と全面戦争「朝日新聞は血脈主義、身分制度を前提にするのか」
「日本維新の会(維新)」代表である大阪市の橋下徹市長が、朝日新聞系の「週刊朝日」が自身の出自に関する連載記事をスタートしたことに激怒し、朝日新聞と朝日放送の記者の質問に答えない意向を示した問題が注目されている。昨年末の大阪ダブル選挙では、出自報道を逆手に取って圧勝した橋下氏だが、維新人気に陰りが見えるなか、今回のバトルは次期衆院選にどんな影響を及ぼすのか。
「本日、14時からの定例会見でメディアサイドと議論をします」
橋下氏は18日朝、自身のツイッターにこう記し、朝日新聞側に“公開論争”を仕掛けることを宣言した。
さらに、「一番問いたいのは、朝日新聞は血脈主義、身分制度を前提にするのかどうかということ。これは優生思想、民族浄化思想にもつながる」「アメリカでの人種差別、ヨーロッパにおけるナチス思想に匹敵するくらいの危険な思想だ」などと、連続してツイートした。
問題となった連載は、週刊朝日が10月26日号から開始したノンフィクション作家、佐野眞一氏と取材班による「ハシシタ 奴の本性」。橋下氏を「この男」と呼ぶなど、批判的トーンで出自などに迫っている。橋下氏は17日、朝日新聞グループの記者の質問には答えない意向を示した。
これに対し、朝日新聞は18日朝刊で、朝日新聞出版社は「別会社」と記し、同社の井手隆司管理部長の発言として「当社の刊行物は当社が責任を持って独自に編集しています。今回の記事は、公人である橋下徹氏の人物像を描くのが目的です」と掲載した。
取材班の1人として名前があるジャーナリストの今西憲之氏は自身のツイッターで「たぶん10回ぐらいは続くかな?」と記している。野党が求めているように次期衆院選が12月9日投開票となれば、その時期まで連載が続くことになるが、今回のバトルは選挙にどう影響するのか。
昨年末のダブル選挙では、橋下氏は出自報道をした週刊誌などを「バカ文春、バカ新潮」とこき下ろし、聴衆を一気に引きつけ、圧勝につなげた。すでにネット上では、朝日新聞に対して、「えげつない」「つぶすための報道だ」などと、橋下氏を後押しする世論があるのも事実だ。
ただ、ある選挙プランナーは「国政を担おうとする政党の代表を、あらゆる角度から検証するのは、世界中のメディアがやっている。それに怒って質問を受けないというのはいかにも度量がない。選挙にプラスになることはない」と話している。