週刊朝日が橋下徹市長の記事連載中止

2012-10-19 21:07:26 | 橋下徹

「週刊朝日」が日本維新の会代表の橋下徹大阪市長の出自を題材にした連載記事を掲載し、橋下氏が朝日新聞の取材を拒否している問題で、出版元の朝日新聞出版は19日、連載を中止すると発表した。

 週刊朝日の河畠大四編集長は「地区などに関する不適切な記述が複数あり、このまま連載の継続はできないとの最終判断に至った」との談話を発表した。

 週刊朝日では、10月26日号からノンフィクション作家の佐野眞一氏と取材班による緊急連載として「ハシシタ 奴の本性」がスタート。橋下氏の抗議を受け、18日に「不適切な記述が複数あった」とする河畠編集長の謝罪コメントを出していた。(共同)


橋下徹市長が朝日新聞に最後通告

2012-10-19 16:45:06 | 橋下徹

 日本維新の会代表の橋下徹大阪市長(43)が19日、大阪市役所での囲み会見で、自身の出自に関する連載を始めた週刊朝日が謝罪コメントを発表したことに対し「次号(来週発売号)の内容をみて判断する」と述べた。同誌を発行する朝日新聞出版の親会社である朝日新聞の責任も追及している橋下市長は「次号の内容は朝日新聞グループとしての見解と受け止める」と語り、同誌が別の報道機関とのスタンスを取る朝日新聞に“ファイナルアンサー”を迫った。

 前日18日夜に週刊朝日サイドが「記事中に不適切な記述が複数あった。ご迷惑を掛けたことを深くおわびする」とする河畠大四週刊朝日編集長の謝罪コメントを発表。これに対し、一夜明けて、大阪市役所で取材対応した橋下市長は「次号に掲載するということですが、あれは謝罪というよりコメントですから、次号でどういう形をとるのかみてみたい」と話し、振り上げた拳をすぐに下ろすことはなかった。

 一方で「やっとこれは問題だったんだと、少し認識し始めたということでしょうね」と皮肉交じりに語った。

週刊朝日の記事に関しては、橋下市長は親会社である朝日新聞の見解、責任も追及している。朝日新聞サイドは別媒体との見解を示しているが、橋下市長は「100%の子会社。その活動に(朝日新聞が)金を出している。思想が違うなら(週刊朝日への)出資を引くべき」と指摘していた。

 橋下市長は、今回の週刊朝日のコメントについて「朝日新聞グループでしっかり本体が助言、指導したんだと思いますよ」と意味深な発言をし、そのうえで「次号のおわび内容は、(朝日側は)別媒体だというだろうけど、僕は朝日新聞グループとしての見解として受け止める。掲載媒体は週刊朝日であっても、実質グループの見解とみて対応する」と言い切った。


花巻東大谷翔平投手メジャー!最終的に夢を選んだ

2012-10-19 08:19:37 | スポーツ

国内プロかメジャーかで進路が注目されていた160キロ右腕、花巻東(岩手)・大谷翔平投手(3年)のメジャー挑戦が決定的であることが18日、明らかになった。9月19日にプロ志望届を提出して以来、ドジャースなど大リーグの3球団との面談に臨んできた。一方で日本球団からもドラフト1位候補として高く評価されており、大谷は両親らと相談しながら検討を重ねてきた。周囲からは国内を推す声もあったが、高校入学時からの夢に対する思いが強かった。大谷を1位候補に挙げていた日本の各球団は、25日のドラフト会議に向けて対応を迫られそうだ。

 大谷は「夢」を選んだ。日本プロ球団からドラフト1位候補として高い評価を受ける一方、ドジャース、レンジャーズなど大リーグ球団からも誘いを受けていた。大谷は高校入学時からメジャー挑戦を夢に掲げていたが、周囲からは国内を勧める声もあった。9月18日に日米いずれかのプロに進む意思を表明した際には「五分五分」と話していたが、その後も周囲と相談しながら進むべき道を悩み続けてきた。

 それでも、大谷の夢に対する思いは強かった。数日のうちに佐々木洋監督(38)ら学校側との話し合いで最終決定するとみられるが、大谷がメジャー挑戦の意思を覆す可能性は低い。20日か21日には、自らの口で意思を表明する見込みだ。

 大谷はこれまでドジャース、レンジャーズ、レッドソックスの3球団と直接面談をした。体は成長過程にあり、慣れない生活環境や英語への対応が野球に影響するリスクもあるが、11日にレッドソックスと面談した後には「野球以外の言葉や環境の部分ですごく不安があったけど、解消してくれた。(米国での生活は)大丈夫かなと思う」と語っていた。さらに「言葉も自分でなるべく話せるように、そういうのも踏まえてプロだと言われた。そういうのも自分でやらなきゃいけないと思う」などとも話しており、あらゆる不安にも決意は揺るがなかったようだ。

 日本のプロ野球で実績を持たない大谷は、マイナーリーグからプロの第1歩を踏み出す。メジャー昇格までは、激しい競争原理の中で勝ち抜かなければならない。だが、こうした育成方法もプラス材料と受け止めている。大リーグ球団との面談後に「なかなか上には上がれず、下のマイナーリーグでの練習を大事にして、メジャーに上げてくると話を聞かせてもらった。そこは監督も自分もすごく賛成している部分もある」と話していた。

 日本野球機構(NPB)のドラフト会議は25日に迫っており、大谷を1位候補としてリストアップしていた国内各球団は対応を余儀なくされる。大谷がメジャー挑戦を表明しても、ルール上は大谷をドラフト指名できる。大きなリスクは伴うものの、交渉権を獲得してから大谷を説得すべく、強行指名する球団が出てくる可能性もある。

 メジャーでは直接面談した3球団の他にも、ヤンキースなど興味を示す球団がある。日本のドラフトで上位指名候補に挙がっていた高校生が、直接、米球界入りしたケースは過去に例がない。高校生史上最速の160キロをたたき出した18歳が覚悟を持って海を渡る。