看護師:被災の福島県で不足深刻 求人倍率4倍以上

2012-10-03 16:46:17 | 原発

山下俊一は飯館村の人たちに向かって「将来、あなた方の中から癌を発生する人が出たとしても、それは原発事故とは関係なく、あなた方の日ごろの不摂生が原因です」と言い、田中俊一は福島市の除染作業を手伝う小学生たちに向かって「風評被害が広がるからマスクを外してから作業しなさい」と言った男。

東京電力福島第1原発事故の影響で、福島県内の看護師や保健師の不足が深刻化している。福島県看護協会によると、8月末現在の求人倍率は事故前を大きく上回る4.41倍に達し、避難者の健康調査にも支障を来す恐れがある。1日始まった18歳以下の医療費無料化でも受診者増が見込まれるが、協会は「医療現場の人手不足が復興の妨げとなりかねない」と危機感を抱く。【栗田慎一】

 協会によると、11年2月末の看護・保健師らの求人数は366人、求職者数は216人で倍率は1.69倍だった。今年8月末の求人数は768人と大幅に増える一方で、求職者は174人に減り、倍率は4.41倍になった。震災後、求職者は毎月160〜170人と横ばいだが、求人数は増加の一途だという。


ロボットトラクター

2012-10-03 06:14:48 | 農業

農業の担い手不足が深刻化するなか、GPSを活用して無人のまま農作業ができるロボットトラクターの実演が北海道滝川市の農場で行われました。

実演したのは、北海道大学の野口伸教授が開発したロボットトラクターで、北海道滝川市の農場には農家や農協の関係者などおよそ350人が訪れました。
ロボットトラクターはGPSを搭載し、人工衛星からの電波で車体の向きや姿勢を把握しながら、あらかじめ入力した作業工程にそって動きます。
センサーも付いていて、トラクターの前に人などを発見すると、停止して衝突を回避する仕組みです。
実演は、人が乗り込んだトラクターと連携しながらの農作業も披露され、ロボットトラクターが畑を耕したあとを、有人のトラクターが秋まき小麦の種をまいていました。
農家の男性は「収穫や種まきの作業が重なると、自分のような家族経営では作業が追いつかないので、ロボットが農作業をしてくれると、作業が半分になるのですばらしい」と話していました。
北海道大学の野口教授は「ロボットトラクターは、勝手に動き出すとして、農家からは使いにくいという声があったが、今回のように一緒に作業をすることで、人間と協調できることが示せたと思う」と話していました