れんこんで喘息や脂肪肝も改善 凄いれんこんパワー

2013-10-29 14:39:00 | 医療

オペラ歌手・中島啓子「私はれんこんで喘息治しました」

   全国にぜんそくに悩まされている人は約1000万人いる。世界的オペラ歌手・中島啓子さんはその喘息をれんこん治したという。6歳の時に発症し、「寝ていて発作が出ると息ができなくて、救急車で何回も運ばれました。成人になっても、歌手になっても続きました」と話す。

   ある日、タクシーの運転手さんから「だまされたと思って食べ続けてみい」と言われた。それから中島さんはれんこんを食べ続け、れんこんの粉末もお湯で溶いて毎日飲み続けた。もう5年ほどになるが、ぜんそく発作はまったく出ない。「あの時にれんこんに出合っていなかったら、私はいまのように歌手を続けていられなかった」と話す。

群を抜く抗アレルギー効果

   埼玉大学の和合治久教授は身近な野菜6種類(れんこん、にら、玉ねぎ、しそ、にんにく、長ねぎ)の抗アレルギー度を測定した。花粉症のマウスに投与したところ、れんこんの成分が他の食材を引き離して約40%抗体を減らした

   和合教授「花粉症患者21人にれんこんで作った錠剤を3か月飲み続けてもらったところ、6割の患者さんの症状が改善されました。れんこんは自然界のサプリメントです」

   れんこんにはどんな成分が含まれているのか。寺門亞衣子アナが説明する。「3つの隠れた成分があります。一つ目はムチンです。れんこんの輪切りを割ると白い糸を引きます。これがムチンで、呼吸器や鼻の粘膜を保護する力があります。二つ目は食物繊維。整腸作用で腸とアレルギーは密接な関係があるからです。

   そして三つ目がポリフェノールの抗アレルギー作用です。赤ワインなどと同じの効果で、野菜の中でポリフェノールが多いといわれるごぼうの4倍も含まれているんです」

れんこんのすりおろし汁で風邪撃退や脂肪肝も改善

   れんこんのポリフェノールは脂肪肝も改善することもわかってきた。佐賀県工業技術センターの鶴田裕美研究員は、「古くなったれんこんは食味がまずくて、焼却処分に金も手間もかかって」という生産者の悩みをなんとか解消できないかと研究を進めた。古いなって赤味がでてきたれんこんを脂肪肝のマウスに3週間投与したところ、脂肪の濃度が62%減少した。佐賀県ではれんこんの粉末から作った健康食品を開発中だ。

   茨城県のれんこん生産農家の大川ちよのさんは、ノドが痛かったり、風邪をひいたときなどに「れんこんを摺り下ろして絞って汁を飲むんです。凄く効きますよ」と言う。寺門アナが飲んでみると「あま~い」

   スタジオでもれんこんの搾り汁を試飲した。井ノ原快彦キャスター「ええ、こんなに甘いの。何か白あんみたいだよね」

   れんこんは恐るべきパワーの持ち主だった。

 


やればできる バイオマス発電所、国内最大規模で2016年に運転開始

2013-10-25 13:56:50 | 自然エネルギー

オホーツクの海を望むバイオマス発電所、国内最大規模で2016年に運転開始へ

北海道の北東部にある紋別港の工業用地に、国内で最大の木質バイオマス発電所を建設することが決まった。近隣の森林から大量に出る残材や間伐材を主要な燃料にして、50MWの発電能力を発揮する。一般家庭で6万世帯が使用する電力を、天候に左右されずに安定して供給することができる。

発電所の建設予定地は、オホーツク海に面した紋別港の一角にある(図1)。紋別市が所有している第3埠頭の埋立地に、発電規模が50MW(メガワット)の日本最大の木質バイオマス発電所を建設する計画だ。2014年9月に着工して、約2年後に試運転を開始できる見通しで、営業運転は2016年12月を予定している。

紋別市は面積の約8割を森林が占めていて、周辺地域も加えると大量の木質資源を長期的に確保することができる。未利用の残材や間伐材などを年間に約22万トン、さらに海外から輸入するパームヤシ殻と石炭を5万トンずつ燃料に利用する。紋別港は重要港湾に指定されていて、原材料の輸入にも適した場所である。

このバイオマス発電事業は住友林業と住友共同電力が実施する。両社は共同で発電事業のための新会社「紋別バイオマス発電」を設立するほか、燃料用の木質チップを製造する「オホーツクバイオエナジー」を合わせて新設する予定だ。総投資額は約150億円を見込んでいる。

 発電した電力は北海道電力をはじめ地域の電気事業者に供給する。年間の発電量は一般家庭で6万世帯分の使用量を満たせる規模で、2億kWh程度になる想定だ。燃料のうち約3分の2を未利用の木材が占めるため、その比率に相当する電力は固定価格買取制度によって1kWhあたり32円で売電することができる。パームヤシ殻による電力は24円で、両方を合計すると年間に50億円程度の収入になる。

 バイオマス発電は化石燃料の代わりに生物由来の原材料を利用する火力発電である。太陽光や風力のように発電量が天候の影響を受けることはなく、通常の火力発電と同様に常に安定した電力を供給することが可能だ。冬の電力に不安がある北海道においては有効な再生可能エネルギーの利用法になる。


岩出山高校・今野龍太、楽天9位指名

2013-10-24 23:43:04 | スポーツ

岩出山高校・今野、楽天9位大トリ指名に安ど
日刊スポーツ 10月24日(木)22時48分配信

<プロ野球ドラフト会議>◇24日

 岩出山高校の今野龍太投手(3年)が楽天9位で指名された。

 ドラフト開始から2時間45分後、全球団最後となる76人目で名前が呼ばれ「選択終了が続いたので、もうかからないかと思った」と胸をなで下ろした。

 部員不足に悩まされ、秋の大会は3年間すべて出場辞退。部員11人の今夏、宮城大会初戦でノーヒットノーランを達成した無名公立校のエース右腕は「岩出山に入ったから今の自分がある。高校で戦えなかった(ソフトバンク4位の仙台育英)上林と対戦してみたい」と目を輝かせた。


バクテリアで銅を抽出 チリの鉱山で実証実験

2013-10-24 12:42:21 | 技術

バクテリアで銅抽出 日本が新技術、チリの鉱山で実証実験

銅含有率の極めて低い鉱石に複数のバクテリアを含んだ硫酸をかけ、低コストでより多くの銅を抽出する新技術を、日本の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が開発、チリ北部コピアポ郊外の鉱山で実用化に向けた大規模実証実験を始めた。

 電線や電気回路など幅広い用途がある銅は今後、高成長を続ける中国やインドでの需要拡大が確実で、資源の少ない日本にとり低含有率の銅鉱脈を開拓する技術開発が急務。新技術により鉱脈が枯渇した国内外の銅鉱山を再開発できる可能性が出てきたとJOGMECは期待をかけている。

 JOGMECは2005年から秋田県小坂町で実験を行い、鉱石に自然に付着する複数のバクテリアを培養し、大量に硫酸に加えることで銅をより早く、大量に抽出することに成功。コピアポでの約2年間の大規模実験でも同様の結果が得られるかを検証、抽出に最適な条件を見つけ実用化につなげたい考え。(共同)


やればできる 冬の電力需給ぎりぎりセーフ 九州電力、原発ゼロでも

2013-10-24 11:53:57 | 自然エネルギー

やればできる!

家庭用燃料電池…初のマンション向け

マンション向け燃料電池をどんどん設置させろ

広がる温泉熱利用来春稼働を目指す(大分県別府市)

九州の温泉地は九州7県計=9,716もある

低温でできるバイナリー発電を増やせば原発は無用

九州電力は1日、この冬の電力需給見通しを発表した。他電力からの融通などで2011年度冬並みの厳しい寒さとなった場合でも電力の供給余力を示す予備率は3・0%と最低限必要な3%を確保できるとした。節電要請については政府と調整し、12年度冬やこの夏と同じく、数値目標は掲げず節電への協力を求めることになりそうだ。

 需給見通しは、九電の原発全6基を含め国内の稼働原発ゼロが続く前提で策定。来年1、2月が11年度冬並みの寒さだった場合の最大需要1536万キロワットに対し、供給力は1583万キロワットを確保し、47万キロワットの余力があるとした。平年並みの寒さなら余力は125万キロワットになり、予備率8・5%と安定した需給状態となる見通し。

 節電効果は、利用者アンケートの結果に基づき昨冬の8割程度の63万キロワットを織り込んだ。他電力からの融通は昨冬並みの約70万キロワットを計画。昨冬稼働していた関西電力大飯原発3、4号機(福井県、出力計236万キロワット)が9月に運転停止したものの、関電の火力発電所増強などもあって、他電力から九電への電力融通に大きな影響はなかった。

 記者会見した山崎尚電力輸送本部長は「想定外の厳寒による需要の急増や火力発電所のトラブルが発生した場合は、需給が厳しくなる」と説明した。

=2013/10/02付 西日本新聞朝刊=