東電、メルトダウンを過小評価メルトダウン判断 3日後には可能だった

2016-02-27 09:20:04 | 政治

メルトダウン判断 3日後には可能だった

東京電力は、福島第一原子力発電所の事故発生から2か月たって、核燃料が溶け落ちる、

メルトダウンが起きたことをようやく認め大きな批判を浴びましたが、

当時の社内のマニュアルでは事故発生から3日後にはメルトダウンと判断できたことを明らかにし、事故時の広報の在り方が改めて問われそうです。

東電、メルトダウンを過小評価/社内基準、5年間見過ごし 

東京電力は24日、福島第1原発事故当初の原子炉の状況をめぐり、極めて深刻な事態の「炉心溶融(メルトダウン)」ではなく、前段階の「炉心損傷」と説明し続けたことが誤りだったと発表した。国や関係自治体への説明でも事態を過小評価していたことになる。当時の社内マニュアルに炉心溶融の判断基準が明記されていたものの、事故後に全面改定され、かつて基準が存在したことを5年間、見過ごしていたという。

柏崎刈羽原発を抱え、事故対応を検証している新潟県の技術委員会の求めで調査を始め、今月判明したとしている。東電の情報公開の在り方があらためて問われそうだ。


貼るだけで窓を簡単に二重化、年間32.4%の電力コスト削減

2016-02-14 13:33:07 | 自然エネルギー

貼るだけで窓を簡単に二重化、年間32.4%の電力コスト削減

AGCグラスプロダクツは「ENEX 2016」(2015年1月27~29日、東京ビッグサイト)に出展し、“後付けで窓を2重にできる”という同社の省エネ製品「アトッチ」をアピールした。開閉できない固定窓でも後から短い施工期間で2重化することが可能で、オフィスや店舗などの省エネ改修手法として採用が進んでいるという。

オフィスや店舗、住宅をより省エネにしたい――。そう考えた時、選べる手法は空調の見直し、照明の交換などさまざまな方法があるが、見逃してはいけないのが窓の省エネだ。日本サッシ協会のデータによれば住宅の場合、冬は窓から50%の熱が逃げていく。一方、夏は窓から70%の熱が侵入してくるという。夏と冬、どちらの季節においても窓は省エネ対策の重要なポイントになる。

こうした窓の省エネ対策に向けた製品として、旭硝子のグループ会社であるAGCグラスプロダクツが開発した製品が「アトッチ」だ。1枚ガラスの窓に後からガラスを貼りつけて複層ガラスにし、窓の省エネ性能を高められるというユニークな製品だ。2012年の販売以降、窓の省エネ改修手法として採用数を伸ばしており、間もなく累計導入面積が2万平方メートルを突破するという。

一般的な6mm(ミリメートル)の1枚ガラスと比較した場合、アトッチを取り付けることで夏場の遮熱性は約1.8倍、冬季の断熱性は約3.7倍に向上でき、結露対策にも有効だという。


フランスが進める 太陽光発電道路 5年間で1000km

2016-02-14 13:30:54 | 自然エネルギー

フランスが進める「太陽光発電道路」、5年間で1000km

「Wattway」は、フランスの道路建設会社であるColasが、太陽光発電に関するフランスの国立研究機関と5年間の共同開発により確立した、太陽光発電を行う道路である。多層基板内に埋め込まれた太陽電池セルで構成されており、これらのセルは多結晶シリコンの薄いフィルムによって発電する。パネルの下側には横方向のモジュールへの接続口が用意されている。パネルは世界中の道路で使うことが可能で、トラックを含むあらゆる自動車の走行に耐え得る仕様となっているという

Colasでは、太陽光発電による電気を発電可能な道路は「つながる道路」となっており、交通情報などをリアルタイムに送受信できるような知的な道路を実現するための大きな技術になるとの展望を示している。道路そのものにセンサーを内蔵し自動診断プログラムにより、道路の維持管理の手間を軽減することなどが想定できる他、ワイヤレス給電技術などを組み合わせることにより電気自動車の充電などを行えるようになる。

今後カギになる市場としては、ICTにより最適に管理される町である「スマートシティ」のビルディングブロックなど、増え続けるエネルギー需要を再生可能エネルギーに置きかえる需要などがある。また、オフグリッドエリアや、人口密度が低くエネルギーネットワークに組み込むにはコスト効率が悪いエリアに対する需要も期待できる。より手軽に地域分散型エネルギー基盤を構築することが可能となるためだ


山梨県韮崎でメガソーラー、協和エクシオ サンクレックス

2016-02-11 10:53:35 | 自然エネルギー

山梨県韮崎でメガソーラー、協和エクシオ サンクレックス

通信分野などの電気通信関連インフラ企業である協和エクシオは2月5日、山梨県韮崎市で、出力約1.176.6kWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「祖母石ソーラー発電所」が完成したと発表した。

2月3日に売電を開始し、2月4日に開所式を開催していた。韮崎市下祖母石にある土地を借り、メガソーラーを設置した。敷地面積は約1万4000m2となる。

同社は、太陽光発電所のEPC(設計・調達・施工)サービスだけでなく、発電事業も運営している。発電事業者としては、山梨県内で4カ所目、日本全国では11カ所目の太陽光発電所となる。

年間発電量は、一般家庭約350世帯の消費電力に相当する、約120万kWhを見込んでいる。

設計・施工は、100%子会社であるサンクレックス(東京都荒川区)が担当した。

太陽光パネルは、シャープ製を採用し、単結晶シリコン型を4440枚設置した。近隣に幹線道路があるため、太陽光パネルによる反射光が、ドライバーの視覚に悪影響を及ぼさないように、通常よりも設置角を低くしたという。

パワーコンディショナー(PCS)は、ダイヘン製を採用した。空調機を使わないタイプのため、運転を高効率化できるとしている


日立が低濃度バイオエタノールで高効率に発電するシステムを試作

2016-02-11 10:52:31 | 自然エネルギー

日立、低濃度バイオエタノールで高効率に発電するシステムを試作

日立製作所は、宮古島新産業推進機構と40%低濃度バイオエタノール燃料で発電する高効率発電システムの試作に成功したと発表した。

発電システムの発電機に搭載したエンジンは、排熱を利用して低濃度バイオエタノール燃料から水素を発生、低濃度バイオエタノールと水素を燃焼して動かすことで、動力変換効率を高めている。40kWの発電システムで実証実験を行ったところ、45%の動力変換効率を確認した。

燃料に用いたバイオエタノールは、40%と低濃度で、危険物として扱う必要がなく、安全性を確保できる。バイオエタノールは、宮古島産のサトウキビ由来の廃糖蜜を原生酵母で発酵させた後、蒸留して効率的に製造し、従来方法で低濃度バイオエタノールを製造する場合に比べ、エネルギーを約40%削減できる。

今回の成果は、これまで主に自動車燃料に利用されてきたバイオエタノールの用途を発電分野へと広げるもの。今後、CO2排出量の削減効果が大きな地域分散型発電の実用化を目指して研究開発を進めるとしている。