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がんばれば…

2010-01-24 | まいにち

   今、NHKラジオを聞いています。学生の就職活動を取り上げていて、「がんばれば巧くいく」とおっしゃっています。

   ただ、正社員の募集がこんなに少ない中で、うまくいかないのは がんばらないからなのか?と疑問に思ってしまいました。

   がんばっても巧くいかなかった人、また がんばれない人…これらの人は「自己責任」なのでしょうかねえ。

   

縮む雇用 高校生の就職険し 9月内定率40%割る 県や労働局 3年ぶり合同面接会

2009年11月26日 12:06 カテゴリー:九州 > 佐賀
高校生約260人が参加した合同就職面接会=25日、佐賀市新栄東のマリトピア

 雇用情勢の悪化で、県内の高校生の就職内定率が落ち込んでいる。景気は底を打ったとの見方もあるが、先行きへの不安から多くの企業は採用枠を減らしており、1次募集への内定が一段落した9月末現在で就職希望の6割の生徒が内定を得られていない危機的な状況だ。これを受け、県と佐賀労働局は25日、高校生向けの合同就職面接会を3年ぶりに再開。学校側も求人確保に追われるが、前途は険しいという。

■目標50社届かず

 佐賀市新栄東の結婚式場「マリトピア」で同日開かれた合同就職面接会には、県内企業を中心とする製造業や小売業、医療・福祉など48社がブースを出し、就職先が決まっていない高校生約260人が詰め掛けた。

 ものづくりの魅力に引かれて製造業を希望する県内の工業高校の男子生徒(18)は、9月に兵庫県の鉄鋼企業を受けたが不採用となった。「最後は専門学校という手もあるけれど、親に負担をかけたくない」。年度末ぎりぎりまで就職活動を続ける覚悟で、この日は4社を回った。

 佐賀労働局の調査(9月末現在)では、来春卒業予定で就職希望の高校生の就職内定率は39・7%。前年から13・2ポイント落ち込み、記録が残る1995年以来最大の下げ幅だ。同局は「希望者の多い福岡県内やこの数年伸びていた中京地区など、県外を中心に製造業の求人が落ち込んだ影響が大きい」と説明する。

 この日の面接会は企業の参加申し込みを13日までとしていたが、目標の50社に届かず、締め切りを直前まで延長した。

■「あきらめ組」も

 学校側も頭を悩ませている。鳥栖工業は「100社以上に2次募集を頼んだが、OKをもらったのは2、3社。先方から声がかかるのを待つしかない」。佐賀商業は求人数が昨年より約4割減ったことであきらめる生徒も出始め、就職希望者が40人以上減った。就職を目指す生徒も希望職種を広げるなどの対応を強いられ、緒方康二・進路指導課副主任は「できれば希望通りの進路を選ばせたいが、今の状況では厳しい」と唇をかむ。

■需要増は限定的

 政府の11月の月例経済報告は、先行きについて「海外経済の改善で、景気の持ち直し傾向が続く」と予想。県内でも製造業の一部などで生産が上向いている。ただ、県内のある自動車関連企業は「需要増は期間限定の減税の影響が大きく、来春以降は不透明」と雇用増には極めて慎重だ。

 佐賀大経済学部の平地一郎教授(社会政策論)は「新卒の場合は失業保険もなく、状況は(離職者など)より深刻」と指摘。「企業は福利厚生費を削るために非正規雇用に傾いており、正社員中心の高卒求人が回復するには時間がかかるだろう」とみている。

=2009/11/26付 西日本新聞朝刊=

 

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