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 特定秘密保護法案は5日、参院国家安全保障特別委員会で採決が見込まれる。「国民が知らぬ間に戦争に引きずり込まれることさえ考えられる」。足利市出身で「選挙」「精神」などのドキュメンタリー作品で知られる映画監督想田和弘さん(43)は「主権者である国民が政府の仕事や施策をチェックすることは事実上不可能になる」と法案を批判。国会審議が大詰めを迎える中でも「反対し続けるしかない」と訴える。

 滞在先の中国・北京で下野新聞社のメール取材に応じた。

 自ら取材、撮影を行い、台本なしで現実をとらえる「観察映画」のスタイルを用いる想田さん。「そうとは知らずに秘密に指定された情報について質問してしまうことは十分に考えられる。それを『未遂』『教唆』と拡大解釈され、重罰に処せられる恐れがある」と強い懸念を示す。

 法案は防衛、外交、スパイ活動の防止、テロ防止の分野で大臣らが「特定秘密」を指定するとされる。「時の権力者や官僚が自由に国家の秘密を指定できて、しかも何が秘密なのかも秘密だというのはめちゃくちゃだ」

 最も気がかりなのは戦争という。「他国と戦争をする準備を進めていることなども秘密に指定され、国民が知らぬ間に戦争に引きずり込まれることさえ考えられる」と恐れる。

 与党は6日に会期末を迎える今国会での成立を目指している。

 想田さんは「もし法が成立しても、僕は守るつもりはないし、抵抗し続ける」と明言する。「なぜなら法案は明らかに憲法違反だからだ。憲法違反の法律は無効。ジャーナリストや市民が逮捕されたりしたら違憲裁判を起こして抵抗すべきだ」

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