工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

熊本城・阿蘇神社に行ってきました。

2018年05月05日 | 旅行

熊本城・阿蘇神社に行ってきました。

震災から2年。

ニュースなどでは 度々 とりあげられますが

やはりこの目で見たくなり

佐世保から高速で3時間 

熊本へ行ってきました。

 

 

まずは 熊本城へ。

 

熊本城の入り口にあるお土産・お食事処 ”城彩苑”

 

 

 

多くの人で賑わってました。

ここから 熊本城へと上っていきます。

 

熊本城は 只今 休園中ですが

 

 

 

見学ルートを設けてあり

お城の様子を 外堀を回りながら見ることができます。

 

 

まず 最初の建物

 

 

 

 

一見・・被害なく 無事だったようにみえますが

 

その奥は・・・・

 

 

 

 

石垣は崩れ

地震の揺れの強さを物語ってます。

 

 

次に・・大・小天守閣が見えてきました。

 

 

再建中。

一見・・宙に浮いているようにみえます。

 

 

 

 

 

角度を変えてみると

しっかり土台で支えられているのがわかりますが

一瞬・・ドキっとする不思議な光景です。

 

 

そして・・ 

崩れた石垣は・・

 

 

 

外堀の横の広場に並べられてます。

 

すべての石に番号がふられ

復元の際には

元の場所・石垣へと戻されていくそうです。

 

 

 

一番 気になっていたのが

 

 

 

 

戌亥櫓(いぬいやぐら)

 

 

 

 

 

一本柱・石垣で支えられた奇跡の櫓です。

今は、お堀の下に降りることができ

間近で見ることができます。

 

 

 一本柱の石垣をアップでみると・・

 

 

 

 

 

 

 

角度を変えてみれば見るほど 

 よく・・この状況で支えていられるものだっと

感心するばかり・・

 

 

 もう一つの角の方も・・

 

 

 

 

 

 

この状況。

 

 

 

 

 

 

内側の土台も流れ落ち・・

いつ倒壊してもおかしくない状況ですが・・

 

2年経った今でも

囲いもなく

支えもしてないことから・・きっと大丈夫なんだろうなぁ・・

 

すごい・・としか言いようがなく

昔の人の技術の高さに ただただ・・驚かされます・・。

 

 

 

 

そして・・熊本城を作った加藤清正公が祀られた

 

 

 

 

加藤神社。

 

 

 

天守閣の反対側に位置します。

 

 

 

 

くまモンダルマが復興支援をお願いしてました

 

 

くまモンには会えませんでしたが

 

こんな可愛い加藤清正公にお目にかかることが・・。

 

 

 

 

木陰で 寛いでいらっしゃいました。

 

 

 

 

鎧はもちろん 刀も携え

なにより

加藤清正公のトレードマーク 

烏帽子形兜(くまモン印)というこだわり。

 

熊本人の加藤清正公への”愛”が伝わってきます。

 

広場は多くの人で賑わい

観光客だけでなく 地元の人たちの憩いの場として

愛に溢れてました。

 

とにかく熊本の人の

”復興するぞ!っ”

”熊本を盛り立てるぞ!”

という強い意志・団結が伝わってきて

熊本人の強さを改めて

しみじみ感じてきました。

再建には 10年・・20年・・かかるかと思いますが

元の姿に戻る日を楽しみに

また来ます。

 

 

そして・・そして・・次に向かったのは

 

阿蘇!

 

市内から阿蘇へ向かうには ミルクロードを迂回していきます。

はじめて通る道は ちょっとドキドキでしたが

杉木立が開けた瞬間 広がる景色に

「阿蘇にきたっ!」

っという感動と爽快感が広がります。

 

 

 

 

今までとは 反対の角度からみる阿蘇の山々は壮大!

 

 

 

今は ちょうど 新緑が芽吹き きれいでした。

 

 

大津~赤水を経由して 小国から阿蘇神社へ。

今までよりちょっと遠回りした分

今までと違う景色をみながら・・阿蘇神社へ到着。

 

 

阿蘇神社の特徴でもあった

二層の屋根の楼門は

 

 

 

地震で倒壊し

その姿は残っていませんでした。

 

境内に入ると・・

 

 

多くの参拝客が列をなしていましたが

 

この本殿も地震により倒壊・・。

 

 

 

 

 

 

2年が経ち・・

熊本地震の時の

あの揺れ・恐怖・感覚も少しずつ薄らいできましたが

熊本城や 阿蘇神社の倒壊を見ると

自然の脅威に身が震える思いがします。

 

200キロ近く離れた佐世保でさえ

あれだけの揺れを感じ 恐怖を感じたことを思えば

この場で その揺れを体感した方々の恐怖は

どれほどのものだっただろうかと思うと

言葉にもなりません・・。

 

 

 

 

 

 

 

これは 熊本城内のお堀。

 

一本柱で踏ん張る 戌亥櫓の横に広がるお堀です。

青々とした芝生に シロツメ草が 真っ白い花を咲かせ

中央には 小さな池に水面がキラキラ輝いてます。

周囲には 何十年 何百年・・そこで 息づく木々が

今年も変わらず 新芽を茂らせています。

 

私のような小心者は 怖い怖い・・と恐怖に慄き

いつまでも 自然の脅威に怯えてばかりですが

 

今 この芝生の上を

たくさんの子供たちが

走り回り 転がりまわり・・

笑い声が響いてます。

 

 

それでいいんだよねぇ~

 

っと 肩の力が抜けました。

 

 

 

自然の脅威を忘れてはいけませんが

恐かったよね・・っと下を向くばかりが

脅威へ備えになるわけでもなく・・

下を向いていても 

毎日 日は昇り 日は暮れて・・

夏が来て・・冬がくる・・

 

何十年・・何百年・・くりかえし

それでも 尚 いつもと変わらぬように

何事もなかったように・・また くりかえし・・。

 

立ち止まることなどできないのだと・・

 

そんなことを

お堀の木々や子供たちに

教えられた気がしました。

 

 

 

 

着実に復興の兆しを

その姿で現している熊本。

前を向いて

しっかり進み始めている熊本に

元気をもらいました。

 

また 

夏が来て

冬がきて・・

また ふらっと・・

気負わず 遊びに来ようと思います。

 

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亀甲柄大島紬の羽織でドロップショルダーコート

2018年05月01日 | 大島紬

紺色 亀甲柄の大島紬の羽織をお預かりしました。

気軽に着られる ドロップショルダーコートをお作りしました。

 

 

 

 

 

ウエストに・・

 

 

 

タック入りふっくらポケット。

 

袖口は・・

 

 

 

スリット入り。

 

衿は・・

 

 

 

 

飽きのこないすっきり マオカラー。

 

 

後ろは・・

 

 

こんな感じ。

 

 

・・っで 裏には半裏をお付けして・・

 

 

 

 

こんな感じ。

羽織についていた羽織裏を 背裏として活用。

絵柄は・・

 

 

 

富士山!

 

 

 

喜んでいただけるかな

 

 

実は 今回のお客様とは 本当に不思議な縁で繋がりまして・・。

 

 

市内にある某デパートで 着物の骨董市があっていたらしく

その会場で 今回のお客様が

何気なく ワゴンにならぶ着物を見ながら

 

「着物買ってもね~、着ることないし・・。」

 

っとつぶやいたところ

 

たまたま 隣にいた”見ず知らずの人”が

 

「私の知り合いで着物リメイクして洋服にしてくれる人がいますよ~。

 

っと。

 

・・っで この”見ず知らずの人”が

私が長年お世話になっているお客様で

私のことを紹介してくれ・・今回のお仕立てに繋がった・・・

 

 

 

・・っとここまでは よくある話。

 

・・ですが 

この「着物買ってもねぇ~・・」っとつぶやいた==今回のお客様は

 

実は・・10年ほど前に ある習い事で 

数か月だけ 一緒にお稽古した知り合い だった・・という偶然。

 

 

 

その場で即、電話をかけてきてくれた 私のお客様。

電話口で話しを聞きながら お互い

「知ってる知ってる!!

 

本当に 縁ってどこでどうつながっているかわかりませんね・・。

 

そんなに小さな街でもないと思うのですが・・

時々 こんな偶然ってありますよね

 

 

もし、その日 そのデパートに立ち寄らなかったら・・

もし、5分ずれていたら・・

もし、隣に立っていなかったら・・・。

もし・・・

 

 

なのに、そこで 繋がってしまう偶然って

今回だけでなく

なにかしたら いろんな場面で遭遇します。

 

”世の中には 偶然というものはなく すべて 必然です”

 

っと 誰かが言ってましたが

必然でつながったご縁なら

その先に また 必然の出会いがあるのか??も

 

 

ならば・・

 

心して その先の必然も

お待ちしたいと思います

 

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