プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

唐十郎「佐川君からの手紙」

2024-08-24 11:06:06 | 日記
ちょい暑さがおさまったと思ったら
来週は、台風が日本列島縦断の予報。
ホント、シンドイ毎日が続きます。

さて、今年5月に、お亡くなりになった唐十郎さん。
私は、世代的にも、テント芝居の全盛期には間に合ってませんし
花園神社で観た経験もない。
ああいうところ、ダメなんです。
ただ、1982年の本多劇場の柿落とし公演
「秘密の花園」は観ている。
緑魔子主演。
内容は、よく分かりませんでしたが、
その世界観には、圧倒された記憶があります。

その前年に起きたのが、佐川一政の事件。
フランスに留学していた佐川君が、オランダ人の女子留学生を
銃殺し、その後、彼女の肉を食べたという猟奇的事件。
衝撃でした。
お話は、その事件の映画化を頼まれた唐さんが
フランスに佐川君に会いに行った顛末。
と言っても、私の想像とは違い、唐芝居らしい
虚実織り交ぜた作品でした。
架空のK•オハラという女性が、重要な存在となって登場する、
あとがきで、唐さんが、フランスにいた7日間で、実際に
起きたことについて書いてますが、
私としては、そちらの方を、もう少し詳しく知りたかった。