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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

劇団扉座「最後の伝令」

2023-02-12 10:22:12 | 日記
ちょいお古い話。
昨年12月紀伊國屋ホールで上演された
「最後の伝令」です。サブタイトルに「菊谷栄物語」とあるように
昭和初期に、エノケンこと榎本健一一座の座付き作者として
活躍した菊谷栄のお話。
さらに「1937津軽〜浅草」とあります。
その時のことを描いた作品です。

舞台は、稽古風景から
菊谷栄の遺した名作「最後の伝令」の一場面が演じられている。
役者たちの話題は、自然に、一座から消えてしまった菊谷の話に。
最後のメッセージを伝えたいと、津軽出身の女優•北乃祭を現地へ
向かわせる。
津軽では、まもなく戦地へ向かう菊谷とその部下たを
慰労する一夜の宴が開かれている。
菊谷と懇意の土地の有力者の肝入り。
そこへ祭が到着するのだが
祭の家族が現れたり、憲兵が乗り込んできたり
と、なにかと落ち着かずに、一夜は暮れていく。

菊谷たちを乗せた軍用列車が、品川で一時停車することが分かる。
それを知ったエノケン。
公演中の客に詫びを入れて、新宿の劇場から品川へ向かう。
最後の出会い。
良いシーンでした。

ラストは、当時、エノケン一座が演じていたレビュー再現。
「エノケンの洒落男」「ダイナ」などのヒット曲と共にダンスも。
座員さん大奮闘でした。

2時間ちょいの舞台 たっぷり楽しみました。