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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

歌舞伎座「片岡仁左衛門 霊験亀山鉾」

2023-02-24 10:15:52 | 日記
歌舞伎座で上演中の「二月大歌舞伎」第三部
「霊験亀山鉾」です。
「仁左衛門一世一代」と銘打っての興行。
その通り、鶴屋南北の戯曲で、3時間超の大作。
悪の限りを尽くす冷血漢•藤田水右衛門と水右衛門と瓜二つの八郎兵衛
の二役を松嶋屋が務めます。


水右衛門を兄の仇とつけ狙う石井兵介。
二人が出会うところから物語は始まります。
気負う兵介を前に、余裕綽々の水右衛門。
仇討ちの前に交わす水盃に毒を仕込み
兵介を殺害します。

兵介の無念を晴らすべく、
石井家の養子•源之丞(芝翫)と妻のお松
さらには、源之丞と恋仲の芸者•おつまらが
水右衛門の行方を追います。
おつまを身請けしようとしているのが八郎兵衛。
彼らの因縁が絡まりあいながら、
物語は進んでいきます。

仁左衛門と同じく芝翫も源之丞とお松の兄の二役を芝翫が演じています。
こちらも熱演。
松嶋屋さんも大立ち回りあり早替わりありの大奮闘で
楽しませてくれました。
特に、燃え上がる棺桶の中から登場するシーンは、最大の見せ場。
迫力ありました。