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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

三遊亭好楽「昭和の落語家楽屋話」

2023-02-21 10:19:00 | 日記
「笑点」でお馴染み 三遊亭好楽師匠の「昭和の落語家楽屋話」です。
正式タイトルは
「志ん朝、円楽、談志•••
いまだから語りたい 昭和の落語家楽屋話
好楽が見た名人たちの素顔」
さらに、帯に鶴瓶師匠の推薦文と共に
「昭和名人たちから最も可愛がられた好楽」とあります。
なるほど、本文読むと、
好楽師が最も憧れたという志ん朝師匠始め
多くの名人上手から
「オレの落語は、覚えたら演っていいからな」
と許しを得ている。
本当に可愛がられていたんですね。

本文中に紹介されているエピソードから
幾つか好きな話。

五代目 柳家小さん師匠
好楽師の義理のお父さんが、小さんを贔屓にしていた。
そのお父さんが病気で出歩けなくなったら
小さんは、当時の色物の名人を連れて、お父さんの家で
入場料が10円の寄席を開いてくれた。
ご恩返し 良い話です。

談志師匠
気難しい師匠のご機嫌伺いに来てください
と、小朝師匠から頼まれた好楽師。
出番がないのに、楽屋へ。
談志師と芸談に興じる好楽師。
そこへ鶴瓶師が顔を出して、そのまま夜の銀座へ。
情景が目に浮かぶ話でした。