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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

笑福亭鶴瓶「バケモン」

2021-08-02 10:04:50 | 日記
ヒューマントラストシネマ有楽町で上映中の
「バケモン」です。
山根真吾さんという映画監督が、落語家笑福亭鶴瓶を17年間追い続けた
ドキュメンタリーです。

映画は、2020年 コロナ禍で多くの落語会が中止になった鶴瓶が
小さな落語会の高座に上がるところから始まります。
山根さんが鶴瓶師に撮影のお願いに行ったのは2004年。
師の「らくだ」を追わせてほしいというお願いでした。

映画は、「らくだ」という落語を縦糸に落語家鶴瓶を追っていきます。
タレントとして売れた後、50歳になって落語の世界に戻ってきた鶴瓶師。
「らくだ」という師匠の十八番と真摯に向かい合う姿をカメラは捉えていきます。
笑福亭鶴瓶という落語家にとって、師匠六代目松鶴が、どれだけ大きな存在だったのか。
師弟関係って良いなと思わせてくれる映画でした。

驚いたのは、この映画 コロナ禍で苦しむ映画館のために
上映にかかる映画上映料を無料にすると、製作側が決めたこと。
つまり、入場料など興行収入は、全て映画館のものになる。
鶴瓶さんの侠気に拍手です。