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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

木暮実千代「明治一代女」

2021-08-08 08:55:23 | 日記
古い映画のお話をもう一つ。
シネマヴェーラ渋谷で上映された「明治一代女」です。
1955年の作品。
還暦過ぎた私が生まれる前の作品ですから、ホントに古い^_^
川口松太郎の原作で、ご存知「新派」の名狂言。
この映画では、木暮実千代が、柳橋芸者•お梅を演じています。

歌舞伎役者の仙枝と良い仲になったお梅。
3代目仙之助を襲名する仙枝の為に、力になろうとしますが
残念ながら、まとまったお金がない。
と、密かにお梅を慕っている箱丁の巳之吉が、金を都合してくれる。
そのお金は、巳之吉が故郷の田畑を売って作ったもの。
巳之吉は、
「仙枝とは、キッパリ別れて、オレと一緒になってくれ」という。
が、煮え切らないお梅。
浜町河岸で揉み合う2人。
巳之吉の持っていた小刀で、お梅は誤って巳之吉を刺してしまう。
自首すれば、罪が軽くなるのは分かっていますが、
ひと目仙枝の披露目興行が見たい
と、逃げるお梅。
披露興行の当日•••
というお話。

若い頃なら こうした映画は、まず観なかったでしょうが
年を経ると好きになりますね。
順次一途の巳之吉を演じた田崎潤さん
好演でした。