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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

春風亭小朝 「菊池寛が落語になる日 vol.8」

2019-03-02 10:36:28 | 日記
28日の話をもう一つ。
昼 「キューティ•ブロンド」の千秋楽を観てから、新宿へ。
夜は、紀伊國屋ホールで 「春風亭小朝独演会 菊池寛が落語になる日」を楽しんできました。
この会も、8回目。私 初回だけ見逃しております。

開口一番は、木りんさんの「力士の春」
続いて、小朝師匠。
菊池寛さんの短編より
「他人事」
「マスク」の2席。

「他人事」は、アイドルが40以上も年上の男と結婚→離婚をして、
それを世間の口さがない連中が、あれこれ噂するという話。
師匠も、プログラムに書いてましたが、シチュエーションを変えただけで、現在に通用するパターンになっているのが凄い。
「マスク」は、昨今 トイレで昼食を済ます学生やOLがいるというのをネタにしたお話。
これまた、落ちが気が利いていて面白い。

休憩

ゲストの小菊師匠が、都々逸をいくつか聴かせてくれた後、
再び小朝師匠。
マクラで、山手線の新駅名の話題に触れ、候補に「芝浜」があったという話をしていたので、
てっきり その演目かと思っていたら「お直し」
この落語 吉原の若い衆と花魁ができてしまい、クビになってもおかしくないところを、店の主人の厚情で 花魁が遣り手として雇ってもらえるという場面がありますが、
この時 どの落語家さんも
「いいご主人ですな」
と言うんですが、今回 小朝師の噺を聞いて、
「若い衆と花魁が 好い人だったから、主人も認めてくれたんだな」
と感じました。
演者のお人柄でしょうか。