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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

ワンシチュエーションの映画「ギルティ」

2019-03-08 10:59:03 | 日記
新宿武蔵野館で上映中の「ギルティ」です。
全編 緊急通報指令室の中だけで話しは進んでいく。
ワンシチュエーションの映画。
なかなか斬新なアイデア。
そのせいか 130人が定員の小さなシアターですが、満員御礼でした。

お話は、1本の緊急ダイヤルがもたらした情報から始まります。
女性からのSOS。受けたのは、アスガーという警官。
通報してきたのは、イーベンという女性。
前夫のミケルに誘拐されたらしい。
この男には、前科がある。
この映画 デンマークのものなのですが、
緊急ダイヤルに通報すると、その人間の素性とかが分かるシステムらしい。
アスガーは、得た情報で、イーベンの家にいるマチルデという子供に電話します。
この子供 まだ6歳ですが、しっかりしている。
事件の起きた時の状況をきちんと伝えます。

「お父さんが来て、お母さんと大ゲンカして、連れて行ってしまった」

「お母さんを無事に帰して」

幼い子供の言葉に、アスガーは使命感に燃えます。
が、2人の行方は掴めない。
ミケルの持つ白いワゴンに乗っているらしいのですが、生憎の悪天候。
なかなか 車体の色まで分からない。

今書いた 天候などの情報は、すべて通話からもたらされます。
この辺りも、面白い趣向。

ラスト 「誘拐事件の真実」
映画の中で 時折報じられていた 「アスガーの抱えている問題」
こうしたものが 徐々に明らかになっていきます。
なにしろ この映画 主要登場人物の中で 実際にスクリーンに現れるのは、アスガーだけ。
後は、みんな声のみ。
かえって その方が 緊迫感が出るかもしれません。

映画は、どこかに電話をかけるアスガーで終わります。
どこに掛けようとしたのか?
私の予想は•••