巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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2018-01-02 17:28:18 | 
これでいいんだと
無理やり言い聞かせたい
ずっと引きずる違和感
その重さの中に
僕は儚き永遠を見る

君達より10年、20年短いだけの人生
僕は時間を食べるために命を削る
それは致し方ないことで
戦いとか、争いとか
そういう次元ではない

辛さは感じない
痛みも感じない

ただ、ときどき哀しいだけ

それならいいじゃないか

癒し
施し
赦し
すべてを用意する
希望はないけれど

素人同然の調律師に調整されるんだ
実験台のこの僕は
生きているのではなく
死んでいないだけ
近づいてくる死を遠ざける
この無鉄砲な均衡に挑む

生き抜くために必要なバランス
それだけを自然から学んできた

誰か嘘をついた?
本当は何?
世の中には隠し事ばかりで
疑心暗鬼な一分一秒が
この僕の人生一切合切ならば
闇に葬ってしまえ


僕の時代と思ってた
もしそれが違うのなら
きっと時代は君のものだね

この心に響く叫びのメロディー

涙はない、元気だから
元気はない、哀しいから

弱さを承知で、認めて苦しんで
やっとこさオトナになったこの頃

偽りの心を動かして魂の文字を綴るよ
これが僕の発する言葉と信じて
世界にひとつしかないこの脳髄は
軋みながら、残り僅かな力を捻りだす
魂が悲鳴を上げてるね
きっと限界はすぐそこにあるんだ

足元より少し前を見るんだ
あまり遠い先は見なくてもいい
哀しくなるから
苦しくなるから
そこに僕はきっと辿り着かないから

僕は今をつくります
今この瞬間は僕のもの